一枚の写真から_

2015年12月22日 (火)

一枚の図面から 46 機関車編 9850-4

9850上周り部品の続き、上周りは今回までです。

ボイラ周り付属品
ク-7 SAFETY VALVE 安全弁
7
ク-10 REGULATOR DETAILS 加減弁の操作系統です。
10
ク-12 STEAM VALVE
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ク-13 VALVE FOR STEAM HEATING 蒸気暖房関係
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ク-14 STEAM HEATING VALVE
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ク-15 SAFETY VALVE FOR CYLINDER
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ク-16 RELEASE VALVE
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ク-17 STARTING VALVE
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付属品座
ケ-1 STAND FOR BOILER MOUNTINGS
1
ケ-3 STEAM GAUGE PLATE
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付属品運転装置
コ-4 CYLINDER DRAIN COCK GEAR シリンダドレンコックの操作機構です。
中央部の欠落が大きくてちょっと分かりにくいんですが、右側上部はシリンダ下部の断面で、上が低圧、下が高圧ですね。
4_2
次回から下周りになります。まだまだ先は長い。

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2015年4月14日 (火)

一枚の写真から 27-2 終戦直後の神戸の写真 2

前回に続き、A氏のガラス乾板コレクションです。

9 そごう百貨店から見た三ノ宮駅
9_011

ポートライナーの開通とともに大きなビルになってしまって消滅しましたが、左端の阪神電鉄の地下乗り場の入り口は同じかもしれません。

10 北野異人館街の北、山あいから見た、加納町から阪急神戸駅(当時、現神戸三宮)ビル。
10_008
駅の北は焼け野原で、阪急の駅が丸見え。
右の方に見えるS字カーブの道の所が生田神社ですが、森の木はあるけど、本殿は?
その向こうの港に見える横一文字の構造物は、川崎造船のガントリークレーン。
港には潜水艦の姿も。

11 ここからは撮影地不明。
11_003
他の写真とのつながりで、税関付近かと思いますが不明です。

12 潜水艦
12_012
日本の航空機積載の大型潜水艦ですね、奥に見える建物は 三菱倉庫かも・・・
とすると第二突堤東側?

13 潜水艦
13_013
12の潜水艦の向かい側に停泊しているようです。

14 潜水艦
14_014
比較的小型の物のようです。奥に見えるへさきは12の潜水艦、向かいの岸壁にある小型の潜水艦は13の後ろに位置するので、写真に見える潜水艦は4隻ということになります。

A氏のコレクションは他にも多数あり、時々紹介しようと思います。

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2015年4月11日 (土)

一枚の写真から 27-1 終戦直後の神戸の写真 1

久々の「1枚の写真」は、前回に関連して神戸関係です。

今回の写真は、いつも私に貴重な写真を提供してくれるA氏が米国で見つけてきたものです。
原版はガラス乾板で、恐らく進駐軍の一員として来日した兵士が撮った写真と思われます。

一部を残して撮影場所等の特定ができたので、まず地図を掲載します。
終戦当時の地図は持っていないので、手持ちで戦後の一番古い地図です。
19531966l40

地図に日付がないのですが、神戸市電の記述等により、昭和28年から41年の間の物とわかります。
その市電も含め、なかなか興味深い地図です。
黒の矢印は当時のビルの名前、青の矢印は撮影方向です。

では、写真を載せていきましょう。
地図の番号と各項の番号が対応しています。

1 神戸商工会議所
正面の額に「HQ CO ASCOMO」と書かれています、クリスマスのようですね。
1_007_hq_co_ascomo_17
近年まで残っていましたが残念ながら1987年に解体されてしまいました。

2 神戸市立生糸検査所
手前の入り口に「33 DIVISION ORDNANCE OFFICE」と書かれていますね、
第33兵器事務所って事でしょうか。
2_001_33_division_ordnance_office_1
有名な神戸税関の東向かいに現存する建物です。

3 神戸市立生糸検査所から北を見る(現フラワーロード)
3_004
手前は道路を仕切って守衛が居ますね、この当時ここから南は米軍のスペースとされていたんでしょうね、ちょっとわかりにくいですが左の塀が途切れた所に臨港線の踏切があります。
その向こうの路面の線路は昭和41年に廃止になった神戸市電税関線の終点ですね。

4 神戸税関の南に位置する、三菱倉庫屋上から北東方向
4_002
左端は神戸税関、その向こうは2項の神戸市立生糸検査所、右は新港相互館です。
線路は突堤へ行く線路で、一番手前の貨車はワ1、その右3両はワム1またはワム3500ですね。

5 三菱倉庫屋上から北方向
5_005
手前の線路は突堤へ行く線路です、トキ900とト20000ですね。
写真中央の長い塀は臨港線と思われます。

6 三菱倉庫屋上から第3突堤基部
6_006
前回の図面の倉庫等がよくわかります。

7 三菱倉庫屋上から第3突堤基部と第4突堤
7_009_3
三菱倉庫屋上が少し見えています

8 三菱倉庫屋上から第3突堤基部と第4突堤
8_010_4
第4突堤のP岸壁とO岸壁がわかります、軍用船ばかりのようですね。
手前のクレーンがえーなぁー

もう少しありますが、残りは次回とします。

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2014年6月 2日 (月)

一枚の写真から 26 土木学会図書館所蔵の写真 4 機関車 2

土木学会図書館のHPからダウンロードした写真、
今回は、まだ橋が出来ていない時に、機関車を川の向こう岸に運ぶ方法です。

今なら普通に道路で運ぶところでしょうが、道路が発達していない時代はこのようにした記録があります。
場所は、浜田線(現山陰線)浅利-江津間、郷川橋梁、大正8年11月の事です。
Co066150035ton8111
写真のキャプションです、
「機関車解体 大正八年十一月一日撮影 500型35ton濱田線江東以西軌道工事ニ使用ノ当リ郷川橋梁架桁未済ノ当リ渡東岸ニ於イテ解体舟渡ヲナシ江東構内ニ於イテ組立ヲナス・・・以下省略」
機関車は537号、江東は現在の江津駅と思われる。こんな露天で解体するんですねぇ。
Co0662
「解体ノ際ニ川岸ニテ洗鑵ヲナス」
川の水で!、洗い口から入れて、火室底部の栓から抜く。
Co0664boiler10ton
「Boiler,舟渡舟積順備,10ton」
華奢な桟橋ですね。
Co0663
「舟積」
こんな細い櫓で10ton!ちょっと考えられない・・・・
Co066519191102_2
「解体セル機関車舟渡運搬」
人力で川底を棒で押して向こう岸に運んだようですね。相当重心が高いように思うけど、案外安定してるんでしょうねぇ。
Co0668boiler
「Boiler,西岸ニ到着桟橋取り」
東岸と同じような簡単な櫓で機関車を仮設桟橋に引き上げます。
Co0669boiler175tonwinche
「Boiler引揚,桟橋勾配1/7,5ton巻Winche使用 女人夫8人、男人夫2人掛リ」
堤防の上まで引き上げます、勾配1/7は142‰!!碓氷峠の倍ですよ!それを5tの手巻きウィンチと人力で引き上げます。
Co0666
「貨車舟渡運搬,七噸車」
機関車の下周り、動輪や貨車を運びます。
Co0667frame15ton
「Frame,桟橋引揚(15ton)」
ボイラーに比べて安定感抜群です。
仮設の桟橋の構造がよくわかります、軽便鉄道の木造橋のような感じですね。
Co0670l
「機関車組立江東停車場構内詰所前ニテ組立」
組立もこんな環境なんですね、組立に、職工88人で11日掛かったそうです。
前回の最後の写真はこの機関車の活躍中の物と思われます。
以上、写真は土木学会図書館、土木貴重写真コレクションから引用させていただきました。

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2014年5月31日 (土)

一枚の写真から 25 土木学会図書館所蔵の写真 3 機関車 1

土木学会図書館のHPからダウンロードした写真、今回はその中から機関車が写った写真を紹介します。
最初は本当に貴重な写真
Co0618_19201025l

元阪鶴鉄道、BROOKSの3450です。この機関車の写真は今までメーカーのワークスフォトだけしかありませんでしたが、今回発見したのは非常に貴重です。
大正9年10月25日撮影、山陰本線郷川橋梁工事で使われた時の撮影です。煙突がパイプ煙突に変わったくらいで、改造は少ないですね、キャブから煙室へ行っている太いパイプは、金田さんの本からブロワーパイプと思い込んでいましたが、近藤さんから「これは真空ブレーキのエジェクターの排気管だ」と教えていただきました。
考えてみれば確かにそうです。何に対しても、自分でちゃんと調べることは大事ですね。
この時期の機関車の写真自体が貴重ですが、土木学会図書館の写真はこの場所で機関車が遠くに行った写真と、もう1枚あります。
これ
Co0635no9

参考にBROOKSのワークスフォトを載せておきます。
29976alco_l

これ以外にも、土木学会図書館には何枚か機関車が写った写真があります。
これは上の写真と同じ郷川橋梁ですが、まだ新しい9600が美しい!後ろはB6が2両、完成時の走行試験のようですね。
Co0641

これは横黒線(北上線)川尻川仮橋ですが、機関車は前面窓が丸いようです、何でしょうねぇ
Co0428

Co0429

それから、もう1枚。
Co069240m19200405
機関車はきれいなA8ですが、後ろの有蓋車が明治期によく見られたもの、大正時代の増トン工事で普通のワ1になってしまいましたが、原形の写真は貴重です。

次回はまだ橋が出来ていない時に、機関車を川の向こう岸に運ぶ方法です。

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2014年5月29日 (木)

一枚の写真から 24 土木学会図書館所蔵の写真 2

土木学会図書館のHPからダウンロードした写真、今回は仮設の架橋用操重車を使う写真です。
仮設と言っても結構大がかりで、先ずは図面からです。
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これは、日野川橋梁での図面で、径間が60’(18288mm)の場合で、中央に特殊な台車に塔が立った物を作り、2両の機関車で距離を稼いで後部の機関車の重量で桁を持ち上げるという物です。中央の台車の前後は、ソ1のように端バリが下がり、前は桁、後ろは機関車の端バリに引っ掛けていますね。
前の機関車は500として問題ありませんが、後ろはB6なら2320ではなく2120ですね、しかし図は1-C-1で、C-1のB6ではなく2900の様な感じですねぇ。いずれにしてもB6は重量があるのでこういう作業には打って付けですね。

径間が40’(12192mm)以下の場合は機関車が1両で、しかも500です。
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中間の仮設のやぐらの詳細です。
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まだ本線に出ていない状態ですが、頑強に作った台車に4軸の車輪が付き、その上にレールを曲げて作ったビームが乗っています。

別の物です、こちらは3軸ですね。
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機関車の端バリが乗っているのが良くわかりますね。

次は実際の架橋風景です。
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記念撮影と題されていますが、こんなところに足を投げ出してよく座れるものです。

Co0006

Co0010

最後は鋼製の物です。
Co0022_2

こういう、日ごろ目にする事のない特殊な機械と言うか、車両と言うか・・・は創意工夫がちりばめられて、非常に興味を引きます。

以上、写真は土木学会図書館、土木貴重写真コレクションから引用させていただきました。

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2014年5月27日 (火)

一枚の写真から 23 土木学会図書館所蔵の写真 1

前回の架橋用操重車ソ1の写真について、土木学会図書館に問い合わせたところ、快く掲載の許可を頂きましたので、土木学会図書館のホームページよりダウンロードした画像を掲載するとともに、登場する車両達について簡単に解説しようと思います。

先ずは前回の架橋用操重車ソ1です。
土木学会図書館、土木貴重写真コレクションの、「因美線 用瀬~智頭間」です。
現地へ到着して先端にガーターを乗せ、ビームを左端のウィンチで巻上中、機関車はDUBSの525。ソの手前の台車は脱線してますね、左の端バリにガーターを乗せたため右側の台車の軸重が抜けたのでしょうか?
Co0025

ガーター先端を釣り上げて架橋先端部へ移動中、ガーターの重量を分散させるために台車を2台使っています。
Co0007

真横、位置関係が分かりますね。
Co0023

拡大、ソの構造が良くわかります。
Co0026

架橋先端部
Co0011

ここからさらに前に進み、枕木を積み重ねた物の上に置き、ジャッキを使いながら徐々に降ろして橋台レベルとして、固定します。

以上、写真は土木学会図書館、土木貴重写真コレクションから引用させていただきました。


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