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2017年1月 1日 (日)

初夢

新年明けましておめでとうございます。

2015年に発症した網膜症が良くならず、左目は工作時には使えない状態での1年でしたが、何とか工作を続けていますが、目は疲れやすく、仕事が忙しい時などは、夜の工作は無理なことが多くて、夏以降はあまり工作は進みませんでした。

とはいえ、川崎のCタンク等の工作や実物研究等、非常に面白いので、目が良い時に集中してやっていこうと思います。

さて、初夢の話題。

12月のはじめ、「コンちゃんの模型日誌」で、φ23mmの動輪があるというのを知り、ちょうど、ゆうえんさんが作ってTMSの12月号に載った自由形のテンホイラー8760を見て、大正形の自由形やりたいなぁ~って思っていたこともあって、「アメリカンかアトランティックを作ったらおもろそう」ってことで、φ23mmの動輪を2軸分譲って頂きました。
Rimg0002l_2

アメリカンの案
基本は6700か6760になるかと思いますが、大好きな6700をベースにして、動輪を大きくして考えを進めていきました。

6700のベースはドイツプロイセンの4-4-0のP4辺りだと思いますが、
今回のは動輪が大きいS3を元にしました。
Eisenbahn_journal_s3

図面はこれ
S3_70_2
計画中、テンダは8700のボギーです。
6900_l

緑が6700ですが、動輪が大きくなったため、ボイラ中心を8620と同等の高さまで上げました。8620のボイラ周りも重ねていろいろと検討しました。

その結果、こんな感じになりました。
ボイラは過熱式、蒸気ドームは第2缶胴です。
6900_2b_l

うーん、6700と変わらんなぁ・・・・・

そこで、従輪を足してアトランティック。
R.F.トレビシックの弟子は太田吉松と森彦三が有名ですが、トレビシックの帰国後、実権を握ったのは森で、鉄道国有法施行後の標準機関車の計画を立てた時の旅客用機関車は、森が推奨した軸配置2B1のアトランティックで、後に実権が島安次郎に替わって、彼の主義により、2Bのアメリカンが採用されて6700となりました。

この時に、実権が島に替わらず、森の設計が採用されていたら・・・
当時の日本の機関車は、お手本をドイツに習ったのは明白ですが、このアトランティックもドイツのバイエルンの機関車に習ったとしたら・・・
私の好みでチョイス。後の14型、S2/5です。
Bayerische_s_25

恰好は、好みですねぇ、けど、6600よりはかなり良い感じだと思うんですよ。

これを真似するわけにもいきませんが、6700のイメージを残して、こんな感じになりました。
6900_2b1l

従輪を追加してボイラの煙管を長くしました。大分イメージが変わりますねぇ。
火室は、動輪の後ろに置きたいところですが、動輪が大きいため動輪から後ろがかなり長くなって恰好悪くなるし、実物的には転車台や列車有効長の問題もあって短くしたいので、結局台枠内になりました。図では前端を第2動輪の後ろにしたため、9600程度とかなり短いのですが、実際はもう少し煮詰めて第2動輪より前まで伸ばさなくてはいけませんね。
その場合でも煙管が長いためボイラの性能は8620等より良くて、シリンダの直径を少し大きくできそうです。

とまれ、アトランティックとしてそれほど恰好は悪くないので、作るならこれで行きます。

なお、動輪直径1840mmは、後の南アフリカの16Eの1810mmより大きく、狭軌世界一の直径になります。
計算上、300rpmでの最高速度は104km/hとなりますが、動輪を測ったところストロークは660mmくらいで、C62等と同じですので、C62の最高速度の記録の129km/hと同じ回転まで上げられるとすれば、この機関車は136km/hとなります。

川崎のCタンクがあるので、工作は先になるかもしれませんが、楽しそうですねぇ。

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コメント

まさにクラーケンさんの初夢ですね。

森彦三がそのまま実権を握ってアトランが導入されていたら、その後牽引力増加のため動輪をもうひとつ増やしてパシフィックという流れになったのかもしれません。そうなるとまたC51などのスタイルは変わっていたのか?考えるだけでも楽しいです。

投稿: ゆうえん・こうじ | 2017年1月 2日 (月) 11時49分

そうですねぇ。
こういう時代が少し違えばありそうな自由形ってのは好きですねぇ。

投稿: クラーケン | 2017年1月 2日 (月) 20時54分

これは夢のあるフリーランスですね。パッと構想を読んでいてメインロッドのストロークが確保できるのかなと思っていたら最後のロクニとの比較、納得できました。設計思想はドイツ流儀かもしれませんが、キャブや化粧煙突のデザインなどに英国風の香りがします。

投稿: 道草人生 | 2017年1月 9日 (月) 10時07分

道草人生様
ストロークは、高速を出そうと思えばストロークを小さくすれば良いのですが、その分動輪のトルクが減るので、同じけん引力を出そうと思えばシリンダの径を大きくする必要があり、そうすればシリンダの蒸気消費量が大きくなって巨大なボイラが必要になります。
このように蒸気機関車は全てのファクターが関連するので、実物の設計は一つのファクターで間違いを犯すと途端に使い物にならない機関車になってしまいます。
メインロッドは、できるだけ長くして、死点での最大角度を小さくすべきですが、長くすると重量が大きくなって、動輪のバランスウェイトを大きくする必要が出て、加速度分等どうしようもない要素分で動輪の振動が大きくなります。ですから、メインロッドは高速機の場合は短くする傾向になりますね。
8850などは良い例かもしれませんね。
この機関車の場合、アトランティックにした都合もあり、6700より少し短くしています。

投稿: クラーケン | 2017年1月 9日 (月) 13時11分

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