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2016年6月

2016年6月29日 (水)

別府鉄道キハ2の保存活動に参加しました 2

  6月26日、加古川市円長寺近く、旧別府鉄道円長寺駅跡に保存されている、別府鉄道キハ2の保存活動に参加してきました。
 
今回で2回目ですが、このところ体調が悪くて、窓枠関係の報告で終わってしまいました。
前回、窓枠の実測をして図面化したものを試作してみました。
「守る会」に意向で、日曜大工程度の技術で作成する、ということで、ホームセンターで入手できる材料で、私が試作をしました。
 
特別な機械を使わずに工作できるということで、溝堀りや角穴の加工ができないので、5mm厚の板を切り出して、3枚重ねで製作する事とし、5mm厚のアガチス材を写真のように切り出しました。
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これを接着して組み立てます。
 
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これで加工は終わり、ほぞ穴に差し込んで完成です。
 
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少し隙間が空いてしまいましたねぇ。
まぁ、素人の木工ということで、こんなものでしょう。
これを作った後、木工所を経営されている方と相談できる機会があり、窓枠の製作にかかるコスト等をお聞きしました。
すると・・・
思ったより安く製作していただけるとのこと。
この企画に対するボランティアの気持ちも持って頂けたようです。
その結果、今回の集まりで、その木工所「北野工作所」に窓の製作を依頼するということで、承認をいただきました。
他の車両のも窓や扉その他木工全般、なんでも引き受けてくれるそうです。
全国の保存会の皆さん、いかがですか?
文末に「北野工作所」の情報を書いておきます。
 
実物の現状です。
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だいぶ腐食が進んでいますが、まだましな方なんです。
 
会員の皆さんの活動状況、梅雨のさなかですが気持ちよく晴れました。
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暑いさなか、皆さん本当に元気です。
 
室内。
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案外良さそうに見えますが、写真は比較的良いところです。
 
 
せっかくなので、私の好きな床下。
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別府港寄りの台車、なんと!車軸にチェーンドライブのスプロケットが付いています。
恐らく三岐鉄道時代に交換された物と思いますが、今となっては非常に貴重な車軸ですねぇ。
 
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DA55エンジン、それから、機械式の変速機。本当に貴重な産業遺産ですね。
 
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駆動側の台車、ホイールベースは1500mmです。
軸箱は油が浸みていて、押せば動きそうですね、一度動かしてみたいなぁ。
その向こうはラジエター
 
  今回参加のメンバーの方々の中で、今年高1になられた人がいました。
別府鉄道のみならず、近隣の鉄道や鉄道の一般知識が素晴らしく、
高齢化が進む鉄道趣味において、非常に将来が楽しみです。
  現在、別府鉄道各駅のジオラマや車両の自作もされていて、模型のほうでもこの先が本当に楽しみですねぇ。
 
  前回同様、熱中症になりやすい体質の私は、ちょっとやばくなったので、修復作業を頑張られている人たちに後ろ髪を引かれながら後にしました。
 

「旧別府鉄道キハ2号を守る会」、
この保存活動に興味をもたれる方は、ぜひご覧ください。
これまでの保存活動の様子を見ることができます。
http://tvinagawa.net/?page_id=210
ご興味を持たれた方は是非ご参加ください。

修復予算が絶望的に不足しています、下記から寄付をしていただければありがたいです。
http://tvinagawa.net/?page_id=1140

パンフレットです。
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皆さんのご協力を期待いたします。

広告です。

窓枠等、木工全般のご依頼はぜひ!「北野工作所」へ。
〒433-0023
大阪市天王寺区味原町4-18
06-7501-9723
kitano.kousakusyo@gmail.com

これから多大なる協力をして頂けますので、ここで宣伝させていただきます。
窓枠や扉等、各種木工のご用命はぜひ!
模型の木製道床もこちらで製作されてるそうで、模型の方もよろしく!

汽車好きクラーケン、別府鉄道関連はこちら

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2016年6月23日 (木)

京都鉄道博物館へ行きました

近江鉄道の翌日は、京都鉄道博物館へ行きました。
開館前に行きましたが、開業後は初めてです。
概要は前回に紹介しましたので、今回はクラーケン流で、古典蒸機を詳しく見ます。
本館の2階へ上がるエスカレータ横に230が居ます。
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非常に美しい姿ですが、このライニングで国鉄ナンバーは変ですねぇ。
大体金色のライニングって・・・何が根拠なのか・・・考えにくいですねぇ。
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端バリの色は合ってると思いますが、煙突のキャップは銅じゃないかと思うんですがねぇ・・・
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キャブの大きなA8系(この機関車はA10)の特徴的なアングル。
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後ろから。
端バリの連結器の横の鎖は前にもありますが、客車に付いているものがあり、連結器が外れた時の保証のようなものと考えますが、どうでしょうねぇ。
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A8系の特徴、ジョイ式の弁装置。今となっては珍しいですね。
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下周り、スポークが角ばっているのは、錬鉄による組み立て式の車輪 の特徴、細いロッド周りはぜひ模型で表現したいところです。
次は1800
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東洋レーヨン滋賀工場で入れ替えに使われていて残った機関車、空気ブレーキを装備されずに残った貴重な機関車です。
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横にスロープがあり、上方から見られるのはありがたいですね。
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以前は 見られなかったアングルです。
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サイドタンク後部、下部の長円形のフタは掃除用のマンホールかと思われます。
通常は給水口から入るのですが、仕切りか何か、ここに設けなければならない理由があると思われます。
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B2系の特徴ある後部です。日本に来た機関車ではB2系のみですが、イギリスのスイッチャでは比較的よく見るタイプです。
線路は双頭レールですねぇ。
後ろにつながってる客車は、根拠のない作り物です。
次回からは機関車に戻ります。

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2016年6月20日 (月)

近江鉄道ミュージアムへ行ってきました

18日は彦根の近江鉄道ミュージアムへ行ってきました。
近江鉄道の彦根車庫は昔から何度も行っているんですが、今回は2010年以来6年ぶりです。
近江鉄道は貨物列車が有ったころの電気機関車がほとんど保存されていて、今では非常に貴重な存在ですね。
前回に比べ、一部の車両に移動が見られますが、電気機関車は全部健在です。
彦根駅は橋上駅になっていて、JRから近江鉄道の駅をつなぎ、さらに近江鉄道の車庫を超えたものとなっています。
とういわけで、最初の写真はこれですね。
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奥は近江鉄道の車庫、黄色い電車の右がミュージアムで一般公開エリアです。
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ミュージアム全景
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右はED14、中央手前はロコ1101、左はED31です。
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ED144のアップ
階段を降りて、ミュージアムに入ります。
本当に暑くて、熱中症になりやすい体質の私は、今回は大して写真は撮れませんでした。
ED141とED314
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ED142
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ED143 ナンバープレートがありませんね
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ED144 これだけはミュージアム開館後に茶色に塗られました。
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ED313 東芝製の初期の電気機関車
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ED314
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ED311,312,315は黄色い電車の向こうにいて、今回見ることができませんでした。
前回2010/11/13に行った時の写真をご覧に入れましょう
ED311 ちょっと撮りにくい場所に居ました。
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ED312
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ED315は、貨物輸送の頃、仮台車に乗せられていましたが、今もそのままのようですが、台車自体が貴重になりましたね
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最後は元阪和電鉄のロコ1101 今回は写真を忘れたので、2010年のものです。
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全ての車両が露店ですので、塗装の痛みが目立つようになってきましたが、機関車は他では見られないものばかり、ED31の特に初期のDT10系の構造や、ロコ1101の板台枠。
特にED14の下回りの迫力はぜひ見ていただきたいと思います。
何かイベントをしていたようですが、興味のない電車の催しでした。
19日は京都鉄道博物館へ行きました。
詳細は次回です。

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2016年6月11日 (土)

一枚の図面から 48-2 機関車編 900

900は昭和30年まで関東近郊で現役だったので、見た人も多く、この機関車が好きという人も多いようですねぇ。

今回は写真を紹介します。

まずは明治の日本鉄道時代。
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ボイラ上の道具箱が日本鉄道の特徴ですね。

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このアングルがいいですねぇ。

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道具箱は意外に幅が狭いですねぇ。

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次は昭和になってから。戦前の写真と思いますが、違うのもあるかもしれません。

900号

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906号
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907号
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913号は有名なこれ
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914号
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反対側
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923号
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平野和幸氏撮影、914の昭和25年3月の姿、田端です。
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これは昭和26年
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昭和30年の配置表では、田端に902,914,921の3両が在籍していますが、この年に廃車となりました。

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2016年6月 8日 (水)

一枚の図面から 48-1 機関車編 900

長らく本関係が続きましたが、久しぶりに一枚の図面から 機関車編、鉄道院形式900です。
平野和幸氏のTMSの昔の記事や、鉄道模型社のエッチングキットやサンゴ模型のキットなど、鉄道模型の世界では非常に有名な機関車です。
日本鉄道が1898年に山手線など東京近郊区間の列車用として、アメリカのスケネクタディ社から購入した機関車で、高加速を目指した短区間用の旅客用機関車です。
まずはメーカの竣工写真から。
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比較的大きな動輪が短軸距離で配置され、前後に導輪を配置した機関車で、終点での転車台による転向を省いた運用を考えていたのではないかと思います。
組立図
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煙突やサンドドームは標準品ということで、省略されています。
動輪直径は1422mm、動軸距離は1676mmで、中央に集中した動輪が大きな特徴ですね。
この機関車の全体図面は、もう一セット、構造図があります。
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火室は火格子が非常に大きい広火室で、発熱量の少ない常磐炭を大量に焚いて所定の性能を引き出すようになっています。
火室の測下部に真空ブレーキシリンダがあります。
先台車はリンク式復元装置、従台車はリンク式ですが復元は先台車より弱くなっています。
イコライザは先台車から第2動輪までを結んで一点として、従台車が左右で2点となっています。
 
ボイラ
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全体的に短いボイラですね。一部欠けています。
運転室
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広くて居住性は良さそうですが、暑かったようで、後に通風穴が開けられました。
ここまでは特に変わった図面ではないのですが、図面集でこれから紹介する2枚の図面を見つけました。
火室
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運転室改造図
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火室、 運転室改造図とも、広火室が一般的な火室になっています。
運転室改造図では、広かった火室の下半分が狭くなったためにそこに板を当てるものとなっています。
この図面は改造図ということなので、火室を一般的なものに改造した場合の図面と考えられます。
この件については、これまでの研究書では一切触れられていないのですが、国鉄の形式図によると、924号のみ火格子面積が小さくなっているので、それの図面と思われます
 
次は写真を載せます。

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2016年6月 1日 (水)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 12

客貨車諸部名稱圖解、今回で終わりです。
図86 暖房装置、当然高圧式ですね。
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床下に引き通し管があって、8で分岐して上に上がり、1,3の放熱部で暖房します。
凝結した水は2の蒸気トラップで集められて9から排出されます。
図87 暖房装置
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図86と同じ考え方ですが、中央にデッキのあるボギー車のものです。
外周ぐるっと暖房管が回ってますね。
図88 暖房装置
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明治30年から製造されたグループの、ホロ5504-5507ですね。
図89 暖房装置
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2軸客車の優等車の暖房装置ですね。
図90 暖房装置部品
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放熱のラジエータは鋳物製ですね。
図91 暖房装置部品 蒸気トラップ
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暖房装置はここまでです。
図92 列車警報装置
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列車に貫通する紐を引くとベルが鳴るシステムです。
明治31年、山陽鉄道鴨方駅付近で起こった、足立大尉殺害事件以降の再発防止対策と考えられたと思います。
図93 列車警報装置
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同上の引き紐が車端の真空ホース用のエルボから出た管の上部の笛を鳴らすシステムですね。
図94 列車警報装置部品
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引き紐が1を持ち上げると、2の上部に隙間が生じ、音を出すと思われます。
図95 各種ゲージ
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1はタイヤゲージ、2は軸受骨のゲージ、3はバックゲージのゲージ
この後、電灯の解説と、検査規定がありますが、説明文がほとんどで、図は破れているので割愛します。
奥付
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長々と続いた「客貨車諸部名稱圖解」はこれで終わりです。
次は何を取り上げましょうか。
そういえば機関車の形式の紹介とか長いことやってませんねぇ。

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