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2016年2月24日 (水)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 7

客貨車諸部名稱圖解、今回からは下周りです。

図39 6輪ボギー車台枠
1914_121_39
「明治39年型」と思われる台枠ですが、サイズ的に車体長の短いタイプの物です。
明治45年式台車以降にあるアーチ梁が無いので、台車側受が横ハリに斜めについています。枕梁は大きな荷重を受ける構造にはなっていなくて、中心ピンとしての役割が大きいように見えます。
台枠の横方向の剛性を高めるための大きな筋交いがありますね。
下の断面図で、トラス棒を支えるクインポストが2本しかないのが短いタイプの特徴で、長いタイプは他のグループの客車と同様に4本あります。

図40 台枠部品
1914_123_40
1はトラス棒のターンバックル、2は前図の12番側梁の外側に付く長土台受です、3はクインポスト、4は真空ブレーキシリンダ受、5-8はブレーキ関係、9-15は中心ピン詳細です。

図41 2軸車台枠
1914_125_41
鋼木合造台枠です。
側ハリ(1)はⅠ形鋼、その他は木材で、6,7の長ボルトで引っ張って9で補強しています。
連結器のバッファは端バリ、フックは端バリから斜めに出たビームの先の横ハリにバネを介して取り付けます。
圧縮に弱い鉄と、引張に弱い木の性質をよく理解した上での設計ですね。

図42 台枠部品及び軸箱
1914_127_42
2軸車台枠の部品、と言っても、軸箱関係なんですが、1、2は軸箱守、ペラペラの板ですが、1と2は鍛接で接合されています。
3は軸箱守控、5は軸箱守をⅠ形鋼の側ハリに4で付けるためのスペーサです。
6-12は軸箱関係。左上の軸箱の図は1画法なので注意してください。

図43からは貨車になりますので、次からとします。

さくいん 1  国鉄
さくいん 2 私鉄、海外
さくいん 3 模型、その他

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コメント

第42図の2の部品図ですが馬車鉄道の客車にも同様のもの?が使われていたようですが寸法等が入った図面をお持ちでしょうか?軽便鉄道客車の製作も考えているのですが確認しているのは木造車体のみで製作に入れない状態です。ご指導よろしくお願いいたします。

投稿: 模鉄ちゃん | 2016年2月25日 (木) 20時50分

模鉄ちゃんさん
ここの図面は持っていないんですよ。
ここの寸法は軸箱の大きさに依存すると思うんですが、軸箱は、車軸の軸端のサイズで大きさに違いが出ます。
番号10が車軸を受ける金具で、鋳鉄の枠にホワイトメタルが鋳込まれています。
これの長さで荷重の大きさが変わるわけですが、車軸自体の太さも荷重に大きく影響を受けます。
特に馬車軌道や人車軌道等は、負荷を減らすために客車の重量を減らすことが肝要なので、下周りの部品も軽量化の必要があり、車軸も極限まで補足していると思います。
よって、軸箱もかなり小さい物になると思うんですよ。
ナローの客車や貨車の軸箱周りが参考になるんじゃないでしょうか。
昔、下津井電鉄に2軸の貨車が居て、写真を撮った記憶がありますので、見つかったら参考にお送りします。

投稿: クラーケン | 2016年2月26日 (金) 01時19分

汽車クラ様 ありがとうございます。
頸城で同じようなものを見た記憶がありますがその時はあまり気にとめることもなく過ごしてしまいチョット悔やんでいます。
汽車クラ様 体調を調えて模型作りに励んでください。

投稿: 模鉄ちゃん | 2016年2月26日 (金) 13時55分

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