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2016年2月21日 (日)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 6

客貨車諸部名稱圖解の続き

図30 腰掛布団と網棚
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中等車か上等車用の腰掛ですね。

図31 網棚金具
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図30の物に比べて凝ったデザインですね。
6~10はカーテン用の部品です。

図32 洗面台設備
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蛇口は無く、ボールに水を溜めるようになってるようですね。
10はタオル掛け、11はコート、帽子掛けです、凝ったデザインですね。

図33 洗面所付属品
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図32とは別タイプの洗面台です。
13鏡の左に飲料水タンクがあってプッシュタイプの蛇口が付いています。
9はコップ置き、14は注意書きとの事です。

図34 便所設備
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1,2は大便器(和式)、3は隅付けの小便器で4はその排水管、5~7は手洗器、8は壁付けの小便器、9~11はペーパーホルダーですね、ロールペーパーをバネで挟み込むようになっています。12,13は洋式便器ですね、上等車等、一部の客車に装備されています。

図35 便所指示機
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6を回転させて4で5の文字を塞ぐようになっています。
6を7に掛けて扉のロックも兼ねています。

図36 貫通幌
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現在のような引掛け式ではなく、パンタグラフによってバネで押し付ける方式です。
下は解放で、11~14のガイドバーで幌を案内しています。15は折り畳んだ時のフックです。

図37 郵便授受器
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郵袋を、駅で停車しないで、走行しながら授受する装置です。
右が地上側設備、左が郵便車で、大きな扉の下半分だけを開いて網を出してキャッチします。日本では鋼製のマユ31まで設備がありますので、その頃まで使用されたと言う事ですね。
この装置は、ちょうど使用中の写真があります。
渋沢栄一の長男渋沢篤二が明治後期に撮影した写真を息子の渋沢敬三が昭和38年に出版した「瞬間の累積」から。
P139l
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客車は「明治39年型」のオユニ9920です、ちょっと分かりにくいですが、オープンデッキです。
当時の走行写真は珍しいですねぇ。
自費出版なのか、価格が書かれていませんが、そのせいか、印刷はあまり綺麗ではないのですが、あまり手に入らない本だと思います。
図9で参考に掲げた2等座席郵便合造車(ホハユフ8100)にも装備されていますね。

図38 汽動車
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これは明治39年に関西鉄道がハンガリーのガンツ社から主要部分を輸入して、四日市工場で車体を製作したものです。
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営業運転は明治42年から湊町-柏原で開始されたが、使いこなせず、45年には運転を取りやめてしまいました。

今回はここまでとします。

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