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2016年2月18日 (木)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 5

客貨車諸部名稱圖解の続き

図21車体金物、「明治22年型」の部品です
1914_085_21
1は、箱型二重屋根の上屋根を支える金物です。
7は、車体外開き扉の取っ手。
その他は車体構成上の金物ですね。

図22 窓とその部品
1914_087_22
大正時代後期までは、或る列車等一部を除いて、ほとんどの客車が下降窓でした。
8は網戸だそうです。

図23 下降窓のバランサーです。
1914_089_23
当時は非常に高級な装備で、ある程度以上の客車に採用されたようです。

図24 天井水槽
1914_091_24
3が板バネで、ふたを止めるようになっています。
当時の客車の屋根
107l
手前の客車に付いてますねぇ

図25 室内灯、油灯です。
1914_093_25
上の写真のおっちゃんが持ってるのが13のランプ。
上部に油溜がある白光灯と油溜が下部にある久美灯があったようで、どちらでも使えたようです。
写真のように、夕方になると、このように大きなランプを屋根上に持ち上げ、図の2のフタを開けて挿入していました。
朝になるとランプを抜き、その穴に5の栓を差し込んでいました。
7は、ランプケースの横にあり、単に板を曲げただけのような物(実際は鋳物の様)で、ランプを使用する時に5の栓を置いておくものです。
栓はカバーから鎖がつながっていて、転がり落ちないようになっていますね。
3はフタの掛け金で、下部は板バネになっていて、ふたをひっかけて開いてしまわないようになっています。上記の水タンクのフタと同様ですね。

図26 電灯
1914_095_26
日本の列車電灯は、明治30年の蓄電池による山陽鉄道の物が最初の様で、翌31年には近年まで使われていた車軸発電機による方式が採用されたようです。
図の物が、客車の物か電車の物かわかりませんが、当時は非常に明るく感じた事と思います。

図27 ろうそく立て
1914_097_27
食堂車等に使ったものでしょうか。

図28 通風器
1914_099_28
上側はトルペード(水雷)形、下側はグローブ形。
中型客車までトルペード形が多く使われましたが、グローブ形は或る列車のグループのトイレくらいしか思いつきません、他にも使ってたんでしょうか・・・
ちなみに、どちらも負圧を利用した吸い出し式です。

図29 プルマン式通風器
1914_101_29
アメリカ流の通風器、いわゆるダブルルーフの母屋部のベンチレータの内側の通風量を調整するものです。

全部で95図まであるけど、どこまで行こうか・・・
とりあえず、今回はここまでとします。

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コメント

ご存知と思いますが、The Car Builder's Dictionary 1906のP490くらいから80ページほどにわたりこの辺りの部品類が載っています。同時期の彼の地のものと比べるのも一興ではないでしょうか?https://archive.org/stream/carbuildersdict00mast#page/n3/mode/2up

投稿: railtruck | 2016年2月20日 (土) 08時08分

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