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2016年2月12日 (金)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 3

客貨車諸部名稱圖解の続き

図6 客車端部の骨組み
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これは、明治39年から製造された、いわゆる「オイラン型」と呼ばれる、シングルルーフのグループです。
本書のグラビアのオトク9005もこのグループですね。
代表例の有名な写真、最大急行(後の特急)かな。一番後ろはオブロ1です。
手摺が格好ええなぁー
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今後もこのグループが出てくるので、この項では「明治39年型」と呼びましょうか。

図7 明治を代表する3種のボギー客車の屋根断面です。
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上は図6の「明治39年型」、
中は明治30年から製造されたアメリカンタイプのダブルルーフ、グラビアのホワシ5070のグループです。
代表例のホハですが、このグループは非常に両数も多く、種類も豊富で、時代の変遷も非常に面白いグループです。
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「明治30年型」と呼びましょうか。本当は、このグループの前にその前のグループとの折衷型があります。
図7の下は、明治22年からイギリスのメトロポリタンから輸入したものと国産がある、箱型のボギー車のグループ。
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日本初の帝国議会に合わせるべく明治22年の東海道本線開通に合わせたものと思われます。「明治22年型」と呼びましょう。

図8 デッキ部です
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左から、「明治39年型」、「明治30年型」、「明治22年型」です。

図9 「明治30年型」の荷物車の端部詳細です。
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鉄道史料から、元々2等座席郵便合造車、郵便部は荒い縦羽目板、客室部分はシルヘッダ付の細かい羽目板と律儀に作り分けられています。この写真は3等になってから。
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図10 「明治39年型」の端部詳細
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このグループの客車はデッキ部の幅が広い物と狭い物があり、図6で紹介したオブロ1は広いタイプ、この図は狭いタイプです。このグループは幕板の飾り帯も特徴の一つですね。

まだ10図ですが、まだまだ先は長いなぁ・・・

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コメント

まいど
写真の郵便車、郵袋のキャッチャーが付いていますなーー。
現在でも郵便物屋さんの入れ物は袋!!
郵便ポストの中物、郵便局間の輸送、みんな信玄袋のでかいヤツ、、、、便利なんでしょうか

投稿: はた坊 | 2016年2月16日 (火) 02時21分

郵袋ですな。投げて良し、担いで良し。銀行強盗や宝石泥棒も袋だから様になる。

投稿: railtruck | 2016年2月16日 (火) 05時26分

郵袋の走行中の授受は盛んに行われてたようですね。
写真や図面が残ってますが、昭和初期まで行われていたようです。
高校時代郵便局でバイトをしましたが、持ち運ぶのも投げるのも、大きさも重さもよく考えられてると感じた経験があります。

投稿: クラーケン | 2016年2月16日 (火) 09時06分

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