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2015年10月18日 (日)

一枚の図面から 44 機関車編 9750-2

9750、ここから本編。

とは言っても、組立図しかなく、この組立図も書物に出てて珍しくもないんですがご容赦を。

組立図
9750_1_50
断面
9750_2_50
  後ろからの図がちょっと変形してしまいました、コピーの時に曲がってしまったようです。
過熱式なので、高圧の蒸気管が煙室下部から出て後部の高圧シリンダに行っていますが、そこ以外の蒸気のラインは9020と同じですね。

  前部台枠後部は高圧シリンダの前の中心ピンで回転しますが、前部台枠は左右のねじれは無くて、第1動輪前部に左右に渡るイコライザがあり、前部台枠で1点支持となっていて、後部台枠の左右2点と合わせて3点支持になります。

  断面図、右から2番目、両側ともボイラ支えの下はベタッとスライドだけするようになっていますね。

  バルブギヤは前後ともワルシャート式です、リタンクランクはどちらも後ろに倒れていますが、後部の高圧シリンダはピストンバルブなので内側給気、前部の低圧シリンダはスライドバルブなので外側給気と言うわけで、前進の場合のラディアスロッドは、後部は上に上がり、前部は下に下がることになりますね。模型でラディアスロッドを可動にする場合は気を付けるべきですねぇ。
バルブスピンドルガイドの受け方が前後で逆になっているのはそれと関係あるように思います。

  キャブ前のタンクは真空ブレーキのチャンバーですので、鏡板はへこんでいるはずです。
キャブ下のブレーキ軸は2本あって、真空ブレーキと手ブレーキ用に分かれていて、テコの長さが違っていますね。

では竣工写真
519469750alco_4

  さすがスケネクタディ!って感じ。格好良いですねぇ。
ランニングボードとボイラケーシングのつなぎのフサギ板が斜めになって、ボイラのテーパを表していますねぇ。
  キャブ前の配管がつながっている機器は、下図のシンプレックスと言うタイプのインジェクタのようです。
Photo



図の左側がキャブ側です。
上から蒸気が入り水はキャブ側の下から、蒸気の力で前方の管に水を送ります。あふれた水は前方下部の管へ出します。
操作は上部のレバーで蒸気を、下側のコックで水を出して行います。

次回は日本に来てからの写真を紹介します。

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コメント

まいど
確かにカッコエエナーー
OJでやったら!!
OJでマレーの作品は加藤さんの9020型だけかな?

投稿: はた坊 | 2015年10月19日 (月) 00時35分

6500並みの大型シリンダ!
恰好ええでぇ。
相当大変やろねぇ。
わたしゃその辺見渡したら9750はごろごろしてるので・・・

投稿: クラーケン | 2015年10月19日 (月) 00時41分

缶胴膨張受は板式の場合は缶胴とは固定でスライドせず板のたわみで熱変形を吸収します
あと内燃機関なら「吸気」ですが蒸気機関は「給気」が適切な用語と思われます
低圧気筒の弁心棒受は下支えにすると気筒後蓋と干渉するからではないでしょうか

投稿: たかひろ | 2015年10月19日 (月) 14時37分

断面図、右から2番目のボイラ支えと書いたのは、前部台車の復元部の事を書きました。缶の膨張は、左右のずれも有るので、この部分の平面で受けるんじゃないかと思います。
「吸気」は単なる変換ミスです。
バルブスピンドルガイドはそうとも考えられますね。
もちろん国鉄の制式機のように横から全体を囲む形にすれば良いわけで、遊び感覚であのように書きました。

投稿: クラーケン | 2015年10月19日 (月) 15時22分

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