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2015年9月

2015年9月26日 (土)

7010,5100の製作 39 明治初期の機関車大改造を追って

5100のスプラッシャ工作、ちょっと忙しくてなかなか進みませんね。
今日はちょっと無理して工作をしました。

とはいえ、単に組み立てただけなんですが・・・

まず、組み立てに際して直角につながる面をナイフエッジになるまで40度程度に削ります。
1509251_3

この後、写真上側の帯板をカーブに曲げて、半田付け。

1509252

ナイフエッジにしてるので、平面時に耐熱のテープで張り付けて、そのまま直角に折り曲げればきっちり角が合います。

つながってるとこを切断。
1509253_2

小さい方は直線部が少なくてテープが使えないのでちょっとやりにくかったんですが、
まぁ、こんなもんでしょう。

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2015年9月21日 (月)

7010,5100の製作 38 明治初期の機関車大改造を追って

ランニングボードの上に付くスプラッシャを作ります。
Img

まず、縁取りから、別の写真では意外に分厚く、エッチングでは段差が少ないのでt0.2の燐青銅版から切り出します、まずは内側から。
1509201

ちょっとケガキをミスって見苦しい・・・

外周の切り出しと他の部品の切り出し。
1509202

縁取りの上部は半田付け後ベースと一緒に削るので大きめです。

半田付け
1509203

外周を仕上げて側板の出来上がり。
1509204

今回はここまでです。

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2015年9月16日 (水)

7010,5100の製作 37 明治初期の機関車大改造を追って

床板はt0.2の燐青銅です。
真鍮ならt0.2は柔らかすぎてどうしようもありませんが、燐青銅は強くて切りやすいとはいえ、やはり切りにくいですねぇ。糸鋸は6/0で切りましたが、8/0の方が楽そうです。

7010の床板は組立図で周りのアングルの補強の取付リベットが2重丸なので皿リベット言うことで、上面はフラットなので、単に板を切るだけです。

1509151

薄くて切るのに神経を使ったので、今回はこれだけです。
1509152


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2015年9月12日 (土)

7010,5100の製作 36 明治初期の機関車大改造を追って

このブログを始めたのは2013年10月ですが、始めて間もない11月にこの機関車の工作記を書いて以来1年10か月、久しぶりに工作の再開です。

今回は機関車上回り。
床板と前後の端バリを作ります。

前回まで
1509101l

CADで寸法確認
1509102l

ケガキ
1509103l_2

床板はt0.2燐青銅、前端バリはt0.5真鍮、後端バリはt0.3なので強度上燐青銅とします。

前端バリはφ0.4のリベット、後端バリはφ0.3のリベットを打って切り抜いて完成
1509111l

今回はここまでです。

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2015年9月 8日 (火)

一枚の写真から 37 3200

BEYER PEACOCKの機関車、今まで製番順で549053007700北海道東京都水道局77005500392019003950東武A156007080東武B3と紹介して、やっと最後に3200で終わりです、製番順では7080のあとに入ります。

3200は、日本鉄道が1903年に1-C-1タンク機関車を増備するに当たり、従来英米2か国に発注していたものにドイツ製を加えることとなり、ドイツ製の2種と共に、イギリスのBEYER PEACOCKに発注したのがこの機関車で、ドイツ製の3170が6両、3240が2両だったのに対し、この機関車は24両製造されました。
このグループは明治のタンク機関車では最大級で57tもあり、悪名高き3100が58.1tであると思えばこの機関車の大きさと重さが想像つきますね。

では竣工写真から
44974590801824north_western_museum_

武骨で非常にバランスの良い英国機ですねぇ。英国製のタンク機関車の最後期の良品と言う感じで好感が持てます。

組立図
Beyer_peacock_3200_32003223_9025652

この機関車も動輪の外側までの広火室でベルペィア式です。
ばね装置は、イギリス製では珍しく全輪イコライザ付で、第1、第2動輪間の左右のイコライザが第1動輪前方で左右一体となって先輪につながっているのでこのグループで1点、第3動輪と従輪が左右で2点の完全な3点支持になっています。
先従輪の左右の復元はコイルばね式、台枠前部は先輪の分が切欠かれ、従輪部は台枠が狭まっています。
火室下部の傾斜を避けるため台枠が欠き欠かれ、その分下に広げています。
ブレーキシリンダはキャブ下のステップ裏に左右2台、その内側、台枠内の丸い物は砂箱です。

日本に来てからの写真です。
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昭和になって空気ブレーキ装備の状態。昭和10年の3211
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昭和11年の同機
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最後は3213号、撮影年不明です。
45103213l

これら3211,3213,3219の3両は戦後まで残りましたが、他は昭和9年に廃車されてしまいました。

大分涼しくなったので、そろそろ模型工作でも始めよっかなぁー

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2015年9月 5日 (土)

一枚の写真から 36 7080

BEYER PEACOCKの機関車、5600の次は7080です。

異様なデザインの機関車ですが、日本鉄道が1902年に東北線の福島近辺の勾配線に使用するため、NORTH BRITISH(DUBS) に12両(7050)、そしてBEYER PEACOCKに6両発注したのがこの機関車です。
発熱量の低い常磐炭を使用するため、5600等と同様、広火室でベルペィア火室とし、先輪のないC1タイプの軸配置を持つテンダ式では唯一のグループです。

このグループの大きな特徴として、C型にも関わらず、日本鉄道最大の動輪直径を持っています。
5500や5600の旅客用とされる機関車が1372mmであるのに、このグループは1インチ大きい1397mmとなっています。
B6より強力で、高速にも耐える、勾配線の旅客にも使える機関車と言う設定だと思います。

ではメーカー写真から。
43934398320325north_western_museum_

大きな動輪に後ろに寄った従輪、武骨な感じの機関車ですね。

では組立図です
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  特徴的な従台車部は台枠が二重構造になり、従輪の軸受は外側の台枠で受けるようになっており、軸箱は2-1/2”(63.5mm)の横動が許される構造となっていて、一般の従台車のように回転はしない構造です。
  この軸配置では、機関車が牽引力を出して列車を牽いた場合、炭水車からの引っ張り力が機関車を真っ直ぐにしようという力が働くので、第一動輪は曲線では常に曲線の外側に動こうとする力が働き、脱線しやすくなります。
  従輪の復元バネは金田茂裕氏の著書では軸箱の上部に傾斜をつけて復元作用をするとされていますが、この図面では不明です。
  軸配置上、復元バネを付けると、全部の横方向の力がより顕著になってしまうので、付けない方が良いようにも思えますが、乗務員の乗り心地を考えると少しは復元した方が良いと思うので、難しいところですね。
  通常、これを抑えるために先輪を設け、復元バネで機関車を曲線の内側に誘導するのですが、列車の有効長等の都合か、先輪を省略したため、脱線が多かったそうです。
また、B6に比べて動輪上の重量が軽く、ボイラーシリンダ共に大きいため、空転が多く、動輪が大きいせいもあり牽引力はB6より劣っていたようです。

この機関車の日本での写真はあまりなく、これと、もう一枚明治の機関車コレクションにあるくらいでしょうか。
4395322wicollecyion_l

1922年、明治の多くの機関車と共に廃車されました。

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2015年9月 1日 (火)

一枚の写真から 35 東武鉄道B3

  BEYER PEACOCKの機関車、大体製造年代順で来ましたが、5600つながりで、いきなりこのメーカー最後の輸入機関車です。

  東武鉄道は1912年にBALDWINから輸入したD1に引き続き1914年に6両輸入した機関車がこのグループです。この時期東武鉄道は特に路線が増えたわけではないのですが、飛躍的に複線化が進んだ時期ですので、その関連の増備と思われます。

  基本的に国鉄の5600を元にしてるとは思いますが、寸法的には下回りが全体的に大型になり、動輪も5フィート(1524mm)となっています。
  1914年製というと、国鉄では9600,8620の時代ですが、この機関車はスティーブンスン弁装置、飽和式ボイラーと旧態依然ですが、この機関車もその影響を受けたのか、フロントデッキ周りに国鉄型の影響が見られます。

それでは竣工写真から、30号です
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5600に比べてランニングボードがすっきりして好ましいデザインですね。
機関車の全長は5600より伸びていますが、炭水車が短く、機関車全長ではこの機関車の方がわずかに短くなっています。日本の機関車のベルペィア式火室の最後の形式ですね。

組立図
2931_077184048_a0_150l

5’動輪は日本に来たこのメーカー唯一ですね。

写真はたくさんありますが、数点紹介します。
29号、戦前の写真、改造点は連結器、炭水車の増炭くらいでほぼ原形です。
583629l

同じ機関車の昭和25年の姿。
292l

最終期の姿
583629_l

30号は竣工写真以外ありませんので31号です。昭和10年
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戦後の早い時期です。
58393219140000l

33号の写真はありません、
34号です。平野和幸氏の写真
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東武鉄道の蒸気機関車は「図面資料集成 東武鉄道の蒸気機関車」石島治久著、に詳しい解説と美しい図面がありますので、ぜひご参照ください。

 

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