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2015年6月25日 (木)

一枚の写真から 30 5490

7700に引き続き、BEYER PEACOCK特集で行きましょう。

最初に日本に来たこのメーカーの機関車は、後の形式5300と5490の各2両、製造は1882年(明治15年)で、製造番号は5490が2159,2160、5300が2161,2162と連番で同時製造のようです。

先ずは、製造番号の若い5490から。
2159or216027or29north_western_museu

日本唯一の4-4-0タンク機関車です。

組立図
Beyer_peacock_5490_54905491_61923_3

後の5500と構造面、主要寸法とも共通点が多く、設計の元になったと思われる。

日本到着後、新橋工場で組立られましたが、水タンク容量と制動力の不足が問題視されて神戸工場へ回送されて、テンダ式に改造されてしまいました。
しかし、改造は1884年、実に2年も放っとかれるんです。神戸工場のF.B.Wrihgtはやっかいな工事を押し付けられて、やる気が起きなかったんでしょうかねぇ。
日本では大した仕事をしていない感のあるライトですが、この機関車は優美な姿に生まれ変わりました。

明治中期
216028l

後にスプラッシャを前後に分割後1919年に廃車になり、5490は成田鉄道、5491は筑波鉄道に払い下げられました。

筑波鉄道4号
2160419290808_l

21604l_3

珍しい機関車の後ろから。
2160419360800l_2

手前はこの機関車の炭水車です。

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コメント

キャブ内を後ろから写した写真、すごいそそられます(笑)

投稿: 新鶴の変態紳士 | 2015年6月27日 (土) 21時51分

撮影は昭和11年、この頃によくこんな写真を撮ったものですねぇ

投稿: クラーケン | 2015年6月28日 (日) 01時53分

明治中期の姿を見ると、右側はクロスヘッドポンプのようだし、グレシャム式インジェクターに交換はそれ以降でしょうか?

投稿: railtruck | 2015年6月28日 (日) 07時05分

railtruckさん
筑波の最初の写真は昭和4年撮影ですが、クロスヘッドポンプがありませんね、この頃にはボイラ後部に注水するグレシャム式だったんでしょうね、その下の写真(撮影時期不明)では元々の注水器からの逆止弁の所が塞がれて配管もないので、これも改造後ですね。
筑波最初の写真は真空ブレーキの排気管があり、真空の貫通管もありますね、キャブ背面の写真では真空ブレーキシリンダのようですし、エジェクタらしき物も・・・その上の写真では貫通管がないので蒸気ブレーキ改造されているのかも・・・
また、写真を見ていて気が付いたのですが、筑波の写真では、スライドバーが4本式ではなく、5500のような1本棒式に変わっているようです、またコネクティングロッドも溝付きに変わっていますね。
同じ位置関係の5500用か何かと交換したのかもしれませんね。

投稿: クラーケン | 2015年6月28日 (日) 16時41分

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