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2015年3月

2015年3月30日 (月)

十三クラブ(13ミリゲージ同好会)の運転会に行ってきました

この土日、大阪で十三クラブ(13ミリゲージ同好会)の運転会がありました。

直前に出張があり、カメラのバッテリーが切れてしまいましたので、写真が有りませんがご容赦ください。

今回も多くの参加者があり、多くの友人、初対面の多くの方々とも歓談を楽しませていただきました。

私が特に興味をもつ機関車の分野でも素晴らしい作品を見せていただき、改めて13mmゲージの優位面を再認識させられました。

日本の多くの蒸気機関車は1/80で16.5mmゲージで製作する場合、実感にこだわって作ろうとすれば幅方向でかなり苦労しても最大幅の狭い古典機関車等ではどうしてもスケールの幅を確保できないことが多く、また構造上どう考えても模型化不可能な車両も存在します。

13mmゲージにすればそのような苦労をせずに幅方向はほとんど問題なくスケールの機関車を作ることができるのではないかと考えております。

アメリカ製の機関車は16.5mmゲージでもシリンダ間隔が広げられるので大丈夫と考える方が居られるようですが、正面からのシリンダとボイラの三角関係が重要と思います、シリンダ中心距離を広げてしまうとその三角が扁平になってしまい、イメージが崩れてしまいます。

そういう機関車を16.5mmゲージでシリンダ中心間隔を限界まで狭くしてプロポーションよく作りたいと思っておりますが、13mmゲージで、無理なく作るのも楽しいかと思います。

前回の運転会に行かせて頂いた時もそうですが、俄然13mmゲージの魅力にとらわれている状況ですね。

このところ、ちょっと模型を作れる環境が整っていないのですが、工作をしたいですねぇ。

お招きいただいた十三クラブの皆様大変お世話になりました。次回もよろしくお願いいたします。

また、お話にお付き合い頂いた方々、ありがとうございました。
今回初めてお話しさせていただきました方々、私はバカで、お名前とお顔を記憶するのが苦手ですので、お暇なときにでもメールをいただければありがたいと思っております。

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2015年3月29日 (日)

一冊の本 シキ170について 2

シキ170の試験結果報告、鉄道技術研究所速報です。
発刊から50年以上経っていますので著作権は大丈夫ですよね。
昭和33年9月発行です。

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ここから同等なグラフが続き、
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この後、グラフが4ページ続いて終わりです。

抜粋したページ、ご入用の方はメールをください。

今回掲載した資料は、鉄道に関する論文を多く書かれている、さるお方からの提供です。
そういう論文に興味がおありの方、メールいただけましたら、論文のダウンロード方法等連絡させていただきます。

鉄道技術研究所速報や業務研究資料はこういう各種試験や珍しい情報が満載です。
私も何冊かは持っているのですが、発行量が膨大です。

だれかデジタル化してくれないかなぁ・・・・

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2015年3月27日 (金)

一冊の本 シキ170について 1

一冊の本、今回は難しいです。

シキ170は昭和30年の登場当時日本最大の大物車で、最大荷重の釣掛式の場合170トンの積載能力がありますが、登場からちょうど1年後の昭和31年7月23日、南武線尻手駅構内ポイントで、第4ボギー先頭軸が乗り上がり脱線を起こしました。

原因は固定軸距離4200mmであるのに、中間軸の遊間がほとんどなかった事と、第1、第4ボギーの連結器のオーバーハングが大きいための軸重の不均衡とされています。

その対策として、中間の第2、3軸の遊間を大きくし、第1、4ボギーのオーバーハング対策として当該ボギーに死重を積載、さらに速度制限と半径300m以内の曲線通過の際には機関車により線路に散水するようにした。

以上の対策の後、昭和32年8月に向河原駅構内に於いて空車状態で走行試験をしました。

さらに測定精度を上げるため、車輪をスポーク車輪として昭和33年1月、積車と回送空車状態の試験をしました。

今回紹介する資料はその2回の試験結果をまとめたものですが、この資料を発端に登場間際の紹介記事が見つかりましたので、形式図も含めて、「資料」として紹介します。

まずは形式図、大型貨車形式図 昭和36年版から、シキ170Aです。

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格好良いですねぇ。私はこの形が一番好きなんですよ。

それの諸元
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次はシキ170Bの空車
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車輪径に注目!φ860です。
同じく積車
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シキ170Bの諸元
36_p80_170b_l
輪軸は中空軸圧延車輪となっています。

では、シキ170登場直前の紹介記事、車輛工学昭和30年7月号から
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250_p2021

形式図と諸元とで、車輪は12t中空長軸で車輪直径は860となっています。
これは、上記形式図と一致しますので、登場当時からしばらくの間は車輪径860であったと思われます。某資料で車輪径は800と書かれていたので丸覚えをしていたのですが、丸覚えは禁物ですね。

次は、昭和46年版私鉄貨車形式図から
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昭和36年に大改造がなされ、第1、4台車のオーバーハングが短くなりました。車輪径はこの時に800mmに交換されたようです。

その後、昭和52年に輪軸が12t短軸のφ860車輪に交換されたようです。

続いて試験報告をと思いましたが、長くなりましたので、次回としましょう。

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2015年3月22日 (日)

一冊の本 鉄道史料144号

本日届いた本です。

鉄道史料144号。

今回は袋に「謹呈」と書かれています。
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「機会がありましたら内容を御紹介いただければ幸いです」と書かれていますので、紹介させて頂きます。

表紙
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表紙はアプトの10000(EC40)の牽く列車です。カラー絵葉書、綺麗です。
関連記事として、運転関係の資料と、昭和9年のダイヤグラム、そして3900の運転室のアップの写真が掲載されています。

「謹呈」と言う事で、私に関わる記事があるのですが、元々は湯口徹氏から紹介された、ある機関車の写真、これがどういう機関車であるのかということで、私のわかる範囲でご意見を申し上げただけなんですが、それを記事にしていただけたと言う事で本当にうれしい事です。
その機関車の写真、ここに掲げますが、解像度を落としておりますので、興味ある方は是非購入してください。
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記事はこんな感じ
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謎の機関車満載ですよ。

他にも貴重な研究成果が盛りだくさん。
湯口氏の「戦前地方鉄道/軌道の内燃機関車」をはじめ、Dan Free氏の貴重な写真、東京馬車鉄道の車両の研究など、いずれも今まで未発表の記事多数です。

ここに載せました写真、不都合でしたらすぐに削除いたしますのでその場合はご一報ください。

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2015年3月19日 (木)

一冊の本 知られざる連合軍専用客車の全貌

今回は最新刊です。

中村光司著「知られざる連合軍専用客車の全貌」、JTBバブリッシングから発刊されました。

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鉄道友の会の客車気動車研究会にて、創世記の客車冷房装置や進駐軍客車についての著作をしながら地道に客車の研究を続けられてきた中村光司氏が市販書として単独で初めて世に出したものです。

JTBに秘蔵されていた写真や、これまで多くの人々の協力により集められた資料によって、進駐軍客車研究の決定版とも言える労作です。

70年前の非常に限られた分野について、これまで著作物に載らなかった多くの資料と写真の多さに驚きを禁じえません。

内容の一部を紹介します。表紙も含め、カメラによる写真で歪んでいることは承知ですが、ちゃんとした物は現物を購入していただきたいということで。

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終戦直後の進駐軍によるカラー写真、黒岩保美氏の有名な透視図。

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有名なオクタゴニアン、御料車10,11号はこのページ以降4ページにわたり多くの写真が紹介されています。

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初公開の写真多数と、内部等はわかりやすい図で形式毎に分類して説明。

これまで形式図集は出版されましたが、写真と対比して非常にわかりやすく説明され、著者の得意分野である初期の冷房装置等、盛りだくさんの内容です。

全256ページ、税別2,800円です。

この分野での巨星、星晃氏、岡田誠一氏亡き後、色々と困難があるとの事ですが、客車研究の分野において大いに頑張っていただきたいと思います。

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2015年3月17日 (火)

一枚の図面から 42-5 機関車編 沖縄県鉄道の機関車たち 5

  前回は沖縄県鉄道最後と書きましたが、20号について湯口様から形式図と諸元を頂きましたので、ここで紹介いたします。

  20号は沖縄県鉄道最後に増備した機関車として、昭和17年、本江機械製作所、後の立山重工で作られた機関車です。

  この機関車は762㎜ゲージの機関車としては最大級の部類で、重量は21tのC1型サイドタンク機関車です。

  要目には、「時局ノ影響ヲ受ケ揮発油ノ規正強化ニ伴ヒ瓦斯倫車ヲ廃シ蒸汽列車ニ変更ノ必要之有尚予備車ヲ有セザル為メ運転ニ支障ヲ来スニヨルモノナリ」と書かれているそうです。

では提供いただいた形式図を見ていただきましょう。
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  見るからに大型ですねぇ、動輪直径は800㎜もあります。
このメーカーは標準化が進んでおり、同型の機関車が多いのが特徴ですが、
この機関車は仲間が少なく、同クラスが釜石鉱山に居ただけです。

その、釜石鉱山の208号です。
208

  この写真から、空気ブレーキ関係、ボイラ上の重油タンク?を取ってシンプルにすると沖縄県鉄道の20号のイメージになります。発電機とヘッドライトは沖縄にも付いていたかどうかはわかりません。
  写真では見えませんが、このクラスの特徴として、ナローでは非常に珍しい過熱器を装備していたというのと、給水加熱器を装備していたとの2つの説があります。

さて、沖縄県鉄道20号の写真ですが、たった1枚しか持っていません。
それもこのような状態で・・・・
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爆撃で飛ばされたのか、無残な状態で放置されたままだったようですね。

次回は、非常な努力によって出版した書籍を紹介します。

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2015年3月14日 (土)

一枚の図面から 42-4 機関車編 沖縄県鉄道の機関車たち 4

沖縄県鉄道、最後です。

9,10号は欠番のようで、今回は11~14号です。

これらの機関車は沖縄県鉄道の発注ではなく、

仙北軽便鉄道が1911,1913年にイギリスのエイヴォンサイドに発注した機関車です。
エイヴォンサイドの機関車は日本では珍しく、新橋横浜間で最初に来たグループに2両、それに中越鉄道その他とナローを合わせても全部で13両しかありません。

仙北軽便鉄道は1916年に国鉄に買収されてケ190形を名乗り、1921年に客車や貨車とともに沖縄県鉄道へ来ました。ここへ来る前に国鉄の手によってボイラを更新し、スティームドームの追加やサンドドームのボイラ上への移設等が行われました。

ここに示す組立図は、メーカーによるもので、ボイラ等の改造がされる前の状態です。
1577_14_l40

この図面は台湾の塩水港製糖が発注した機関車と共通で、沖縄へ来た機関車はサイドタンクや運転室の幅が広くなっています。図面をよく見ると幅を表す寸法が2重表記になっていて、大きい方の値がこの機関車のものです。

整備重量12t、外側台枠で弁装置はスティーブンスン式です。

この機関車のメーカー写真は持っていませんので、日本発注のよく似た機関車の写真を掲載します。
Avonside_1854
この機関車の弁装置をスティーブンスン式にしてボイラを少し後ろにずらせば沖縄のイメージに近いものと言えます。
外側台枠なので動輪がほとんど見えず面白いですね。

沖縄へ来てボイラを改造した後のイメージは、金田茂裕氏の「エイヴォンサイドの機関車」から引用します。
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ドームが付くだけでかなり印象が変わりますね。

沖縄へ来てからの写真は2枚ありますが、1枚は遠方で不鮮明なので、ここでは米軍が撮影した写真を掲載します。
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網を掛けてカモフラージュしたようですが、瓦礫に埋まってしまっています。
手前の動輪は、外側台枠のものではないので別の機関車のもので、このような状態になるということは、その機関車も無残な状態になっているんでしょう。
下回りが見えないのが残念ですが、このグループの機関車を鮮明に撮影した唯一の写真であると思われます。

日本に来たイギリス製のナローの機関車は珍しく、このグループは独特の形態と外側台枠とで個性を放っていますね。

私はヘンシェルの1~3号とともに沖縄県鉄道で最も好きなグループです。

この次に、20号という、1942年本江機械製作所製のC1型タンク機関車があるのですが、詳細が分からず、資料を持っていないので割愛させて頂きます。

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2015年3月10日 (火)

一枚の図面から 42-3 機関車編 沖縄県鉄道の機関車たち 3

沖縄県鉄道、5号は欠番のようで、4号の次は6~8号です。

ドイツ、オーレンシュタイン・ウント・コッペル社で1923年に製造された機関車で、同社の70HPクラスでは大型に属します。

この機関車の組立図は見た事がありませんので、金田茂裕氏の形式図を紹介します。
Ok68

沖縄県鉄道の写真は非常に少なく、このグループも形式写真と呼べるものは持っておりませんが、数枚発表します。

昭和9年、開通20周年祝賀列車です。長編成ですね、後部にも機関車を付けているようです。
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95676l

ここからは、進駐してきた米軍兵士が撮ったと思われる写真。
いつも貴重な写真を提供してくれるA氏がアメリカのオークションで手に入れたものです。

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この地で亡くなられた多くの方々と、後ろで横倒しになっている機関車。
和やかな米兵の雰囲気にギャップを感じてしまいますが、貴重な写真です。
ネット上には、同じ時に撮ったであろう写真を見つけることができますので、探索してみてください。

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2015年3月 2日 (月)

一枚の図面から 42-2 機関車編 沖縄県鉄道の機関車たち 2

このところ、非常に忙しい日々が続いていて、ブログ更新が遅れております。

  沖縄県鉄道、4号は日本車両の機関車です。
大正9年製、メーカーの製造番号は8なので、日本車両の初期の機関車と言えますね。

  この機関車はヘンシェル製の機関車の模倣とされていますが、それはこの鉄道の1~3号ではなく、両備鉄道の1,2号です。
  両備鉄道の1,2号は、1913年製造60HPの10t機関車で、後にケ130と140になりました。
このような外観です。
123411234221henschell

これを元としたと言われる、沖縄県鉄道4号は組立図があります。
ただ、「日車の車両史  図面集-戦前私鉄編   下」として出版されていて、それを掲載したら怒られそうなので、
金田コレクションから、少々ドットを荒くしたオリジナル図面を表題欄を抹消して掲載しますが、もし不都合がありましたらすぐに抹消します。
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上記ヘンシェル製と非常に似ていますが、スティームドーム上の安全弁やフィートインチベースで設計されている事などの違いがあるようです。

この機関車の写真は、1両だけと言う事もあって、見た事がありません。
そこで、この機関車と同型と言われる、嘉南大圳組合のNos. C1, C2となった同じく日車製製番29,30の、烏山頭ダム堰堤上に保存されている機関車の写真を掲載いたします。
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台湾の近年の出版物に掲載されているので、今でも残っているようです。

沖縄県鉄道4号は痛みが激しく、昭和11年に廃車されてしまいました。

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