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2015年3月17日 (火)

一枚の図面から 42-5 機関車編 沖縄県鉄道の機関車たち 5

  前回は沖縄県鉄道最後と書きましたが、20号について湯口様から形式図と諸元を頂きましたので、ここで紹介いたします。

  20号は沖縄県鉄道最後に増備した機関車として、昭和17年、本江機械製作所、後の立山重工で作られた機関車です。

  この機関車は762㎜ゲージの機関車としては最大級の部類で、重量は21tのC1型サイドタンク機関車です。

  要目には、「時局ノ影響ヲ受ケ揮発油ノ規正強化ニ伴ヒ瓦斯倫車ヲ廃シ蒸汽列車ニ変更ノ必要之有尚予備車ヲ有セザル為メ運転ニ支障ヲ来スニヨルモノナリ」と書かれているそうです。

では提供いただいた形式図を見ていただきましょう。
20
  見るからに大型ですねぇ、動輪直径は800㎜もあります。
このメーカーは標準化が進んでおり、同型の機関車が多いのが特徴ですが、
この機関車は仲間が少なく、同クラスが釜石鉱山に居ただけです。

その、釜石鉱山の208号です。
208

  この写真から、空気ブレーキ関係、ボイラ上の重油タンク?を取ってシンプルにすると沖縄県鉄道の20号のイメージになります。発電機とヘッドライトは沖縄にも付いていたかどうかはわかりません。
  写真では見えませんが、このクラスの特徴として、ナローでは非常に珍しい過熱器を装備していたというのと、給水加熱器を装備していたとの2つの説があります。

さて、沖縄県鉄道20号の写真ですが、たった1枚しか持っていません。
それもこのような状態で・・・・
20_2

爆撃で飛ばされたのか、無残な状態で放置されたままだったようですね。

次回は、非常な努力によって出版した書籍を紹介します。

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