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2014年12月17日 (水)

一枚の図面から 34 機関車編 1100とその仲間 1270

ネィスミス・ウィルスンの1100クラスが登場してから2年後の1888年と翌年、関西鉄道がドゥブスに2両作らせた機関車は、恐らく1100の仕様等を提示して作られたと想定される、非常によく似た機関車です。

あまり有名ではないこの機関車は、関西鉄道でNo.1,2を名乗りましたが、購入して間もない1900年に2両とも売却してしまいます。

No.1は七尾鉄道へ行き、1907年に国有化されて1270を名乗ります。
No.2は近江鉄道から上武鉄道へ行き、国有化されなかったので、1270という形式は、唯1両と言う事になります。

「一枚の図面から」と言いながら、この機関車の組立図は持っていませんので、写真を紹介します。

まず、竣工写真。これは、金田茂裕著「形式別国鉄の蒸気機関車  Ⅰ/Ⅳ」から
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外観的には1100の第1のタイプに似ていますが、ドゥブスの匂いプンプンですね。
ネィスミス・ウィルスン製に比べて、個性の少ない端正なデザインです。

シリンダが水平なので、ランニングボード上のカバー等が不要になって、すっきりまとまっていますが、
シリンダが下がっているため、工事用に使ったらクロスヘッド下部と下側のスライドバーの摩耗が懸念されます。
弁装置がワルシャート式に変わっていますが、ジョイ式同様工事用として外部からのメンテナンスの便の良さで採用したのではないかと思います。

関西鉄道No.1の1270になった機関車はこの写真のみで、No.2の方は後の写真があります。
上武鉄道時代、ほぼ原形のままですが、バランスウェイトが大きくなっています。
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末期の室蘭埠頭に居た頃。
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この機関車の、7,8年後に、西成鉄道が同メーカーに非常によく似た機関車を注文します。

その機関車は次回に。

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