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2014年6月23日 (月)

一枚の図面から 26-5 機関車のバネ装置 5

イコライザーの基本的な考え方は理解いただけたでしょうか。
ダメ押しでもう一枚。
5l
3点支持は、基本的に、側面だけで終わる物2点と、左右の渡しが有る物が1点で構成されます。

これを踏まえて、実例に戻ります。

今回は4-4-0の場合。
4-4-0(2B)は最も簡単に3点支持に出来るのですが、メーカー製の模型で3点支持になっているものは意外に少ないように思います。

まず、基本的な6200の例
6200
これは、先台車の中心で1点、動輪間に左右にシンプルなイコライザーを付けてこれで綺麗な3点支持になります。
イギリス製はイコライザーを使わない機関車が多いですが、高速用に作られたこの軸配置の機関車はほとんどにイコライザーが付いていて、イギリス製はこのタイプが一般的です。
この形は、ボギー台車の車両を例にすると、前はそのまま、後ろは回転しないボギーと言えるので、ボギー台車のように線路に追随出来ると考えると理解しやすいように思います。

3Dです。
6200l
実物資料なしで、頭の中のイメージで作ったモデルですので寸法はでたらめですが、先台車も含め、イコライザーの考え方は合っています。

2D図です。
6200_2dl
これがアメリカ製になると、大分イメージが変わりますよ。
ブルックス製の5160
5160
火室が台枠上に張り出してくるので、下バネにする必要がありますが、
軸箱を下から引っ張るのを嫌って、馬蹄を半分にしたような板を軸箱に上から引っ掛ける形になっています。一見異様ですが、他の構造同様、ジャッキアップすると一気にばらばらになるためメンテナンスは非常に楽です。なお、この板は台枠を挟んで左右に有るので意外に枚数が多くて、各軸で8枚づつ付きます。
先台車は見た目は違いますが、6200と同様の構造です。

同じアメリカ製でもスケネクタディの5700ではこのようになっています。
5700
これも下バネですが、軸箱上部をイコライザーにして、中間を重ね板バネにした例です。
前後端のコイルばねは微小振動の吸収用です。5160と同様、イコライザーは薄板で、台枠の左右に付きます。
バネが薄く、コイルバネ付きで、乗り心地が良さそうですね。

次回は少し複雑になります。











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