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2014年5月 7日 (水)

一冊の本 鉄道設計図表全集 橋梁の部 1 60呎下路式転車台

5月4日のニュースで、仙山線作並駅の転車台が発掘されたらしいですね。

それに関連して、私が持っている書籍の中から、今回は「鉄道設計図表全集 橋梁の部」を紹介しましょう。

発行は昭和3年、基本的な橋梁から、特殊なもの、橋梁に関わる機械や建築物まで、
本編281ページ、参考の建物が82ページ、その全てが図面と言う、図面マニア垂涎の図面集です。

その中から、私の興味の範囲で発表していきます。
なお、鉄道史資料保存会から同名の書籍が出ているようですが、内容はわかりませんが、これはオリジナルからのスキャンです。

先ず外観です。
1405061

古いので大分痛んでいますが、表紙は布張りで金文字です。

この中から、今回は転車台を紹介しようと思います。
この本に載っている転車台は3種類。
この当時は全て非動力ですが、後にほとんどの物に牽引車が取り付けられ電動化しました。

今回は、桁長60フィート(18,288mm)下路式です、日付は大正6年1月。
P149_60

クーパー荷重E33ですね、最大軸重は15t。
戦後の大きな下路式と違ってピットが深く、端部は線路面から少ししか上がっていません。
P148_60

センターは台形の台座の中に円錐コロが入っていて、その上にガーターが嵌まり込む感じで乗っていて、長手方向はシーソーのように回転する構造になっていますね。

P150_60

このタイプは、軸重15tで長さが18mなので、C51やD51クラスがギリギリです。
C52やC53は軸重の関係で無理です。
戦後の軸重の軽いC61の短い炭水車は、まだまだ地方に有ったこの転車台に乗るためと考えられます。

小樽交通記念館の扇形庫前の転車台がこれです。電動式だったのを空気式に変えていますが、 給電用のやぐらは残っていますね。
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コメント

ドラえもんに似たクラーケンさま
上路式と下路式の使い分けはどーなっているんでしょうか。
大町にもC56がやっと乗る小さな転車台が残っています。保線と除雪の下請け会社が使っているようです。
八王子ではELが転車台で向きを変えていました。デルタ線を含む運用で1位側が逆になったためでしょうかね。

投稿: どぶちゅー | 2014年5月 8日 (木) 00時00分

なんかドラえもんが気に入ったようですねぇ、青い服着れんなぁ。
上路式と下路式、どうなんでしょうねぇ、上路式はガーターはコンパクトなので安上がりやけど、ピットが深い、下路式はピットは浅いけど、ガーターは大きいので高そう、地盤とか水はけと関係あるのかな?
明治村の転車台は1つは小さく改造したらしいけど、機関庫の方のはオリジナルでかなり小さい、津軽鉄道にも割合小さくて見たことがないタイプがあるねぇ、大井川の千頭にあるのは元赤谷の輸入物、今でも結構見るねぇ、デルタ線等で向きが変わってしまった場合の対策で、今でも使ってるとこはあるけど、やはり本線筋の大きいのが減ってる気がします。

投稿: クラーケン | 2014年5月 8日 (木) 00時48分

日本の転車台は橋梁の上に枕木敷いてレール固定していますが、ドイツでは橋梁に直接金具でレールを固定しているようです。これは単なる習慣の違いでしょうか?

投稿: ゆうえん・こうじ | 2014年5月25日 (日) 21時21分

日本の転車台も戦後の大形の物は枕木がなくなって、鋼材に直接レールを固定しています。
この構造はレールの絶縁が難しいですね。
某メーカーのキットの取説の表紙の物がそれですね。

投稿: クラーケン | 2014年5月25日 (日) 22時46分

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