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2014年5月24日 (土)

一冊の本 鉄道設計図表全集 橋梁の部 5 架橋用操重車

「鉄道設計図表全集」、今回は架橋用操重車です。

架橋用操重車と言えば、近年はソ200や300が有名ですが、ここに紹介するのはソ1です。
登場は大正9年、昭和2年まで6両製造されました。

先ずは図面をご覧ください。
全体図です。右が操重車本体、左は橋梁です。
P210_l

操重車の左の端部はビームが下に折れ曲がって、先端部に橋桁の一端を乗せかけるようになっていて、その右上に回転するビームがあります、これは回送時は細線のように低く降ろされていますが、使用時は左のウィンチで引っ張って大きく回転させて、頂点を超えたところまで立ち上げて、このビームの先端と橋桁の先端、そして右端のウィンチで三角形を形成して、右端のウィンチを巻き上げる事により橋桁の先端を持ち上げ、操重車下部の引っ掛けと合わせて橋桁を持ち上げるようになっています。
各部にはそれぞれ大きな力が掛かるため、全体がトラス構造になっています。
動力は一切無く、巻き上げは全て手動ウィンチ、全体の移動は操重車の後ろに機関車を連結して行います。

構造図です。
P211_l

P212_l

図面はこれだけです、やはり橋梁の図面集なので、トラスの物だけですね。

写真は2枚

1

使用中の絵葉書
Photo_2

全部手動のウィンチ、相当時間も掛かったでしょうねぇ。

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コメント

手巻き?ですか・・・。

当時の職人さんは大変だったろうな?
今後古い鉄橋を渡るとき、そういった目で見れます。

クラーケンさんの1連の記事で、今まで目にも留めなかったものに興味を覚えます。
続編を期待してます。

投稿: ひからび | 2014年5月25日 (日) 08時37分

手巻きのウィンチは、子供の頃に親父の仕事場で回したことがあります。
ラチェットが付いて逆回り防止になっていて、子供の力でも驚くほどの力で巻き上げることが出来て、ギヤーの仕組みに非常に興味を覚えた記憶があります。

投稿: クラーケン | 2014年5月25日 (日) 22時41分

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