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2014年5月 2日 (金)

一枚の図面から 24 メーカーの提案図面 3

メーカーの提案図、今回はアメリカ、時代は20年後、1902年、Baldwinから北海道庁鉄道部、北海道官設鉄道への提案図です。

Blw_8300_25

全くの概略図ですが、多くの情報があります。

まず目に付くのは、山陽鉄道の8250で採用された、ヴァンダビルト・コルゲイテッド・ファイヤボックスです。これについては、これも参照下さい。
一見、大きい機関車のようですが実際には下記のように小型に属する機関車です。
この火室独特の同心のワゴントップボイラーが珍しいですね。
右下に 、日付と、Baldwinでの種別、「10-26-E」 が書かれています、「10-26-E」と言えば、9000(9040)や9030と同じクラス、実際、翌年の1903年に製造された9030とは動輪直径も軸距離等も全く同じです。
後半部が書かれている台枠は、9030と同じもののようです。

と言う事は、北海道炭鉱鉄道から発注されている後の形式9030の下周りを基に、ボイラーを当時一押しのこのタイプにした物を提案したと言う事ですね。

北海道官設鉄道はモーガル(1-C)が主体で、この機関車のようなコンソリデーション(1-D)は1両もなく、Baldwinがこの機関車をコンソリデーションを多く所有している北海道炭鉱鉄道ではなく、なぜ北海道官設鉄道に売り込もうとしたのが大いに疑問ですが、この当時、京都疎水等で有名な田辺朔朗がまだ居たなら、彼への売り込みの可能性も考えられます。
また、これを機会に今後コンソリデーションも売りたいと言う戦略があったのかもしれませんね。

このボイラーは、多くの煙管を取り付けられるので、大きさの割に効率の良いボイラーが出来るので、9030よりパワフルな機関車になったことと思います。

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