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2014年4月 6日 (日)

別府鉄道 9 3号 蒸気機関車

今回は、別府鉄道の3号機です。

この機関車は元鉄道省1050号で、中越鉄道が1896年(明治29年)にイギリスのネィスミス・ウィルスンから輸入した機関車です。

1050は1100の3次と同型と言われていますが、背面の継ぎ目や一部のリベットが違うように思います、ただ、個体差かも知れず確証はありません。
同型の元1052は砺波市のチューリップ公園に保存されており、詳細写真はここここにあります。

別府鉄道には1927年(昭和2年)に来ました、1956年(昭和31年)の廃車です。

この機関車の組立図は無いのですが、少し後の河陽鉄道が輸入した同型機の図面があります。
この図は後の大阪鉄道の図面で、一般の1100や1050には付いていなかった蒸気ブレーキが特徴で、この機関車には1100や1050にある第3動輪後部の四角い穴がありません。
1100_l

この図面の機関車はサイドタンク前部の砂箱を廃止して、ボイラー上部に丸いサンドドームを取り付けていますが、別府鉄道の機関車は角形のサンドボックスが付いています。
このサンドボックスやパイプ煙突は、中越鉄道時代に改造されたものらしいです。

戦前の写真、牧野俊介さん、昭和12年撮影です。
488319371112l

別府鉄道にあった図面です。

制動機装置図です、当初は無かった蒸気ブレーキが追加されています。
3_600l

砺波の1052も同様の蒸気ブレーキだったので、中越鉄道時代に改造されたもののようです。図面の様式が 以下の図面とは違うので、それらより古い図面と思われます。

ブレーキの線図および計算表です。
3_l

昭和27年に前部の延長と、後部炭庫の増設が行われています。

先ず「フレーム(前)改造図継加補強」図です。
3_400l

後部の改造図「炭櫃及フレーム改造図」 です。
3_400l_2

炭庫です。

3_600l_2

昭和27年に改造されたとして、廃車が昭和31年なので、これが付いた姿はわずか4年だけなので、写真はかなり貴重ですね。

2号機と同じく購入したアルバムにこの時の写真があります。
1954年7月25日、別府港駅での撮影
3_2l

3_1l
戦前の写真と比べると、前部の延長がわかりますねぇ。改めて見ると、砺波の1052も同じように延長されてます。

改造前の原型に近い姿も良いですが、改造後も結構格好よさそうです。

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コメント

「台枠に四角い穴があります」というのは「第3動輪後部の四角い穴がありません」の間違いではありませんか?

投稿: 銕騎 | 2014年4月 6日 (日) 10時00分

銕騎様
ご指摘ありがとうございます、思い込みで書いて変な文章になっていますね。
>「後部台枠の蒸気ブレーキが特徴で、一般の1100や1050には付いてなくて台枠に四角い穴があります。」
・・・は、
「一般の1100や1050には付いていなかった蒸気ブレーキが特徴で、この機関車には1100や1050にある第3動輪後部の四角い穴がありません」
と修正させていただきました。

この機関車や1052では大阪鉄道とは違う形で蒸気ブレーキシリンダが取り付けられていますが、この機関車の図面と1052の写真を見る限り同じ形のようです、ということは、中越鉄道の時に改造されたか、あるいは元から?
まぁ2次型の組立図には手ブレーキだけなのでそれは無いかと思いますが、工事用ではない北炭、北越、中国鉄道等には蒸気ブレーキが無かったのか、ちょっと気になります。

投稿: クラーケン | 2014年4月 6日 (日) 12時42分

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