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2014年4月23日 (水)

一枚の写真から 絵葉書編 3 6000

この絵葉書は、前から欲しかったもので、オークションに出た時は飛び上がったものです。

6000

この機関車は関西鉄道が国有の半年前、1906年(明治39年)12月に12両輸入された機関車です。あまり考えたくはありませんが、どこの鉄道でもやっている国有に向けての駆け込み発注の一つと言えそうですね。
メーカーはアメリカのALCOですが、関西鉄道は6500と同じPITTSBURGH工場を指定したと思われます。

煙突や動輪スポークの補強など、PITTSBURGHの個性は少し減っていますが、全体のイメージは日本に来たこのメーカーの他の機関車と同様、非常にバランスのとれた精悍なスタイルをしています。
動輪直径は5フィート、1524mmで、当時の最大クラスで高速旅客用ですね、同鉄道には当時日本最大動輪の1575mmの6500が居ますが、この機関車は一般的なサイズとしています。

この機関車は原型の写真は見たことが無くて、W.Iコレクションにもなく、昭和に入ってからの空気ブレーキを装備した写真が一般的ですが、この絵葉書は唯一空気ブレーキを装備する前の原型に近い姿を表わしています。

この写真で、あれ?と思うのは煙室前面の手摺ですね、一般的には上半分にあると思いますが、この写真では下半分、変な感じですね。
日本に来てからのこの機関車だけの改造のようにも思えますが、実はこれが原型で、組立図でもこのようになっています。

まぁ、絵葉書1枚では寂しいので、先輩方が写した写真を披露しましょう。

戦前の写真
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これは煙室戸が国鉄型に改造されて変ですねぇ。
これらの写真、煙室前面の手摺を上に付けているものがありますねぇ、やはり使いにくかったのかもしれません。

次は戦後の休車状態の機関車です、撮影は西宮のH御大。
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さすが、模型を作る視線です、こういう写真は貴重ですね。

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回送されてきた状態で、メインロッドが外され、コンプレッサやナンバープレート等が外されてしまっています。

早々に廃車されてしまった複式の6500に比べ、この機関車は全機戦後まで生きながらえ、昭和24,25年に廃車されました。

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コメント

 まいど
絵葉書の原型は昔、”レイル”にちょこっと出ていましたが関西鉄道時代の写真は見ませんなー。
その記事の中に手すりを上にするため煙室前板を180度回転したカマの写真があります。
 6000は京都の御大がOJで製作中です。
斜め後ろからの写真は喜ばれるかも!。

投稿: ハタ坊 | 2014年4月23日 (水) 22時09分

180度回転して、ヒンジが反対になってたの、ありましたなぁ。
OJで、6000と6500と並んだら格好ええやろなぁー

投稿: クラーケン | 2014年4月24日 (木) 00時48分

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