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2014年4月28日 (月)

一枚の図面から 22 メーカーの提案図面 1

今回はちょっと趣向を変えて、メーカーに保存されていた、実際には製造されなかった図面を紹介しましょう。

恐らくエージェントが提案してきた図面だと思いますが、不要と判断して購入しなかったものだと思います。

最初はヴァルカン・ファウンドリーの図面です。
Vulcan_foundry_2616_25

図面の日付は1881年(明治14年)となっています。

日本では結局存在しなかった、1-Bテンダ機関車です。
動輪直径は4’6”、1371.6mmで、5000と同じ、旅客用ですね。
先輪は首を振らない固定式で、5000を前後逆にしたような形ですが、先輪があるので、5000より前進時の走行性は良いように思います、2-Bテンダに比べて、全長が短いので、駅の有効長の面で有利ですが、走行性は劣りますね。
ホイールベースは違いますが、全体の構成は7030を基にしたもののようで、煙突やキャブ等、一見外観はかなり似ていますが、外側台枠です。
ただ、バランスウェイトは動輪に付いていて、クランクは単に卵型のようですね、イギリス製には多いですが、下周りのイメージは鉄道聯隊のEのような感じでしょうか、結構あっさりした感じかと思います。

第1第2動輪間の台枠のくり抜き穴とイコライザーが目立つでしょうねぇ。
外側台枠なのに、動輪は下バネです。
側面図は車体中心線で切断した図で、台枠等は内側から見ています。
弁室は普通に内側で、通常のスティーブンスン式弁装置のようです。
下の平面図の第1動輪から前、車体中心線上に何かありますが、車輪の回転で給水するためのフィードポンプのようですね、動軸中心ににエキセン輪があって、そこからエキセントリックでポンプを動かしています。側面図で塗りつぶしているところがポンプの断面ですね。
ブレーキは手ブレーキのみ、平面図ではキャブの所で一見真空ブレーキのシリンダのような円が書かれていますが、この円は上の手ブレーキハンドルの回転円を表わしていると思われます。

台枠の穴、7030と同じ炭水車を付けたら、炭水車の台枠のくり抜き穴と共通のデザインで面白そうですね、穴のイメージの似た5130と並べたらまた楽しそうです。

この機関車と5130、7030を並べてみたいですね。

架空の番号は5030なんてどうでしょう。誰か作らないかなぁ・・・・

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コメント

クラーケンさんのドラえもんポケットからまたとんでもない?図面が出てきましたね。

似たようなサブロクのロコが、南アかニュージーランドにいたかと思ったのですが、いないようですね。
イギリス本国ではアウトサイドフレームの1Bテンダーというのは一時期流行ったようですが、スタンダードゲージで、動輪ももっと大きいし、インサイドシリンダーなので感じはかなり違うのでしょうね。ミドランド鉄道の 156 Classは、静態保存機があるようですが写真見ても感じはかなり違いますね。

ところでこの機関車インサイドフレームに設計し直しても格好よさそうです。

投稿: ゆうえん・こうじ | 2014年4月28日 (月) 14時12分

ゆうえんさん
ドラえもんよりは痩せてますよ。
これをインサイドフレームにしたもの・・・・どんなんでしょうねぇ、タンク機関車だったりして・・・・

投稿: クラーケン | 2014年4月28日 (月) 18時01分

ドラエもんほど・・・ 失礼しました。

ミドランド鉄道の 156 Class
http://www.midlandrailway-butterley.co.uk/contactus/dsc82991440.jpg
綺麗な機関車ですね。

投稿: ゆうえん・こうじ | 2014年4月28日 (月) 21時56分

こういう大動輪の機関車大好きです。
ブロードゲージの大形機関車とか、クランプトンタイプとか・・・

投稿: クラーケン | 2014年4月28日 (月) 22時00分

ところでこのミドランド鉄道の 156 Class この手の機関車では砂箱はどこにあるのでしょうか? 
日本に来た英国型の4-4-0はだいたい第一動輪のスプラッシャーカバー前方にある例が多いようですが、この機関車では見あたりませんね。
また後年、サンドドームをボイラー上に載せるように改造された機関車が多いのは、やはり英国とは違って高温多湿な日本では、砂が湿ってしまうからでしょうか?

投稿: ゆうえん・こうじ | 2014年4月30日 (水) 02時26分

ゆうえんさん
ミドランド156クラスですが、ネットで同じカマの写真をみると、ランニングボードの下、先輪と第1動輪の間に、黒く塗られた角錐を逆さにした形の砂箱が有ります。

ゆうえんさんご提示の写真でもランニングボード上に砂箱の蓋が写っていますね。

投稿: railtruck | 2014年4月30日 (水) 06時47分

ミドランド156クラスの画像ですが、先ほどのURLでは投稿拒否されましたので、こちらではどうでしょうか?
http://www.preserved-railways.co.uk/gallery/Midland%20Railway%20Butterley/Swanwick/Swanick%20Museum/06718_%20-%20158%20A%202-4-0%20Class%20156%20at%20Swanick%20Museum%20Midland%20Railway%20Centre%2004.05.2002.jpg

投稿: railtruck | 2014年4月30日 (水) 07時04分

日本に来た機関車でもランニングボード下に砂箱を付けた物は珍しくないですよ、
160もそうですし、1800や2120等のキャブ下の砂箱は全部キャブの床板にフタがあります。
砂の補充が簡単ですからねぇ。
給砂に不便なボイラー上のドームにしたのは、おっしゃる通り乾燥させるというのが大きいんでしょうねぇ。

投稿: クラーケン | 2014年4月30日 (水) 12時26分

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