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2014年3月

2014年3月31日 (月)

友達紹介 railtruckさん

「友達」なんていうのは恐れ多い方なんですが・・・。

私がまだ中坊のころ、TMSで2回連載で「シェイギヤードロコを自作して」という記事を見て、「世の中にはこんなものすごい物を作れる人が居るんや!」と感動しまして、お名前をはっきりと覚えていたのですが・・・。

それから大分経って、福原金属の福原さんが主宰していた会にちょいちょい顔を出していた時に、いろんな機関車のボイラーやサドルタンク、煙突なんかをいっぱい並べていて、非常に興味をそそられる人が居られて、ハタ坊さんから「この方が・・・」と紹介されたのがrailtruckさんとの始まりなんです。

私にはとても真似ができないバイタリティーで、今も精力的にじゃんじゃん作ってられます・・・・変な物を・・・・・

シェイも変わり種の機関車には違いありませんが、視野を世界に向けて、世界中のサイトから面白い機関車の情報を探し出し、どんどん作られています。
恐らく日本で一番「変な」機関車のことを詳しい人だと思います、おっと!KKCにもう一人「UG」さんが居られますね。お二方の知識の前には私など足元にも及びません

少し前までは、圧縮空気機関車、最近は無火機関車に興味が行ってられるようです。

先日の十三クラブの運転会で久しぶりにお会いして、最近の作品を色々と見せていただきました。

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先ずは、Grange Iron Co.製の圧縮空気機関車。
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アップなので大きそうに見えますが、2フィート軌間のOナローで13mmゲージです。
車輪はツボミのφ6.0、サイドロッドは非常に細い物です。
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下回り、16:1のウォームを2回使って、ギヤ比は256:1!ゆっくりと実にスムーズに大レイアウトを走りました。
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次は20インチゲージ、Eimcoというメーカーの圧縮空気機関車
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一見簡単そうに見えますが・・・・

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もう1枚

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ものすごく細かいディテール!

下回り

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次はちょっと大きいAtlas製の圧縮空気機関車

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台枠のリベットやバルブギヤ、軸箱まわり、格好いいですねぇ。

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メーターに逆転レバー!ものすごく小さくて、肉眼では厳しい細かさ。

下回り

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レバー2つ割!

そして、シェイ!、何か普通に見えますねぇ。

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乗工社製とのことですが、モーターをボイラーに入れて、ディテールは相当凝っています、さすがですねぇ。

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Oナローの沼尻?ですが、ゲージは2フィートとのことです。細かいですねぇ。
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えーかんじ!

次はIMONの木曾ポーター
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そして、製作中
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従輪も駆動します、もちろんギヤ比を変えて周速は同じ、大レイアウトを走っていたので、写真を撮るのを忘れてました。本当に小っちゃい機関車です。

そして現在製造中
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左の車軸には・・・・・!

本当に・・・・作る作品も、お話させて頂いても本当に楽しくて、運転会なのに、走ってるものも見ないでしゃべってばかりでした、怒られそう。

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2014年3月30日 (日)

別府鉄道 7 昭和30年竣工図 4

別府鉄道の昭和30年竣工図、今回で最後です。

ト1、明治30年神戸工場製、末期まで残ったト1は別物
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ト2,3,4、これも末期まで残った物とは別物です。
301_022l234

ト4(2代目)ト8からの改番
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ト7です。
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ト8、ト13から改番されたものです。
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昭和30年版はこれで全部です、

まだまだ竣工図があるんですが、こればかりも面白くないので、そろそろ個々の車両に行きたいと思っています。

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2014年3月28日 (金)

別府鉄道 6 昭和30年竣工図 3

別府鉄道の昭和30年竣工図、今回は貨車です。

ワ121、ワ1を昭和28年に大鉄車輌で鋼体化して改番したものです。
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ワ122、ワ2を昭和28年に大鉄車輌で鋼体化して改番したものです。
301_015l122

ワ123、これもワ3を昭和28年に大鉄車輌で鋼体化して改番したものです。
301_016l123

ワ124、これはワフ102を昭和30年に大鉄車輌で鋼体化して改番したものです。
扉に横リブがあるのが特徴です。
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ワ5です。昭和27年に鋼体化される前の姿です。
301_027l5

ワ125、ワ5を昭和27年に大鉄車輌で鋼体化して28年に改番したものです。
301_018l125

ワ7です。昭和27年に鋼体化される前の姿です。
301_028l7

ワ128、ワ8を昭和28年に大鉄車輌で鋼体化して改番したものです。
301_019l128

ワ129、ワ9を昭和28年に大鉄車輌で鋼体化して改番したものです。
301_020l129

ワフ101,102です。102はワ124に改造されてしまいました。
301_013l101102

続く・・・

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2014年3月27日 (木)

別府鉄道 5 昭和30年竣工図 2

別府鉄道の竣工図、今回は気動車、客車です。

日車製のレカ1、昭和15年現在の物から代燃が消えています。側面図で左側正面が平面のようになっていますね。
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同じく、キハ1、別の図面です、正面は折妻になっていますが、車体長の寸法が変です。
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加藤車輌のキハ2(初代)、キハ1と雰囲気が違いますが同型です。
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ボギーのキハ3、三岐鉄道から昭和34年に来ましたが、この図面は三岐鉄道キハ6の物ですね。
301_030l3

次は客車です。

ハフ1、窓割り変更後です。
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ハフ2、これも窓を少しいじった後です。
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ハフ3、昭和15年現在の物からはベンチレータが減ったくらいです。
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ハフ5,6、三岐鉄道から昭和34年に来ましたが、この図面も三岐鉄道ハフ14,15の物ですね。
301_031l56

ハフ7、これも三岐鉄道から昭和34年に来ましたが、三岐鉄道ハフ16の図面ですね。
301_032l7

同じくハフ7、同じ図面ですが、番号を訂正しただけです。
301_033l7

客車はこれで終わりです。

続く・・・

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別府鉄道 4 昭和30年竣工図 1

ちょっと間が空きましたが、別府鉄道の竣工図2回目です。
今回は昭和30年1月です。

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表紙
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目録、当初はこの通りだったのでしょうが、後に取捨選択がなされています。
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先ずは機関車。

1,2号、雨宮の自社発注です。
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3号、元国鉄1050です。
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4号は欠番、5号です
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6号
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昭和39年に江若鉄道から来たDC301、メーカーの図面です。
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続く・・・

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2014年3月24日 (月)

T型フォードのインスペクションカーを作る 2

これからが今回の工作です。

1月に十三クラブの運転会の連絡をもらいましたので、
以前検討したスケールに近い車輪を作って、運転会で走らせてみようと思いました。

前の構想は、これと、これと、これ

車輪の断面図を再掲します

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これの左下の図で、車輪の幅をスケール(1.56mm)に近い1.6mmにしたものが今回チャレンジしてみる踏面形状です。

せっかく作るのですから、ポイントのクロッシング部で落ちてしまいやすい小径の車輪をということで、以前作っていまいちだったインスペクションカーをリメイクする事にしました。

先ずはタイヤから、一度やってみたかった完成バイトから総形バイトを作る。

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ダイヤモンドカッターとダイヤモンドヤスリを使って目測で削りました、0.1mmのメモリ付きの20倍ルーペで見ながら作りました。フランジ外径は変わる可能性があるのでラフです。

ベースはTOMIXのφ7.6mm動輪の非絶縁側ですが、絶縁側も含めてたくさん削りました。
加工中です。

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ビビりもなく、思ったより楽に削れます。

端面とフランジ外径切削

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中ぐりして

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完成

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次は、輪芯、元のホワイトメタルの車輪の外径を削ります。

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中央の2個は完成、両端は切削前、この後大きなトラブルが・・・・・

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タイヤをはめてみる。この写真の右端の車輪・・・切削前に下に落として、踏んでしまった。
車輪がグニャッと・・・・

むりくり直して・・・・車軸もゆるゆる状態を何とか瞬間で固めて・・・
とりあえず削って外周だけ合わせました。

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まぁ、そんなこんなで、ギヤボックスの調整をします、せっかくなので分解写真です。

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何かおもちゃのような構造ですが、スプリングバックではめ込んで組み立てます。
ホイールの軸は外径2mmの樹脂製、中心に車軸が入ります。

試運転、この状態では16.5mmゲージです。

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ざっと組み立ててレールへ

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篠原の16.5の#100レールではクロッシング部で落ち込むねぇ、予定通り。

そして改軌・・・色々とトラブルが発生したものの、何とか走るようになったのが当日の午前5時!。

運転会へ。

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巨大なレイアウト、どこを走ってるのか分からないような状態ですが、自分が思ってたよりもよく走りました。

そして、懸案のポイントのクロッシング。

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全くこの図面の通り!、やはり落ち込みは無く、厚さ1.6mmは問題なしという結果となりました。

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フランジ高は図面の0.45mmとしましたが、それは篠原の嵩上げクロッシング対策、
これもほんのわずか下がるものの、問題なく通過します。

車輪の厚さ、なぜ2mmとか、それ以上にするのか?

少なくとも、十三クラブの規格(スパイクモデルの規格に準ずる)と、現在の篠原のポイントで、イコライザー等でレールへの追随を良くした車両であれば、バックゲージ11.5mmで、車輪踏面のR(フィレット)を大きくして、レールのフランジウェイでちゃんとガイドされる構造にして、フランジ高さを0.5mm弱にした車輪なら厚さ1.6mmにしても(それ以下でも)問題なく走るようです。

従来の全く野放図状態の13mmゲージではとてもやってみる気になれなかった13mmゲージですが、自分なりに規格を作り、それが十三クラブ規格や篠原の線路に合うことを確認したので、俄然13mmゲージをやってみたくなりました。

次作はもう少しちゃんとした、普通の13mmゲージの車両を作ってみようと思います。

16.5mmゲージでスケールを目指すより、非常に簡単なので・・・

 

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2014年3月23日 (日)

T型フォードのインスペクションカーを作る 1

昨日、今日と、大阪で十三クラブの運転会がありました。
初めて参加させて頂くので、何か作らないと・・・・

そこで、受け狙いと、前に考えた13mmゲージの車輪のテストを兼ねた物として、2009年に作ったT型フォードのインスペクションカーをリメイクする事としました。

元ネタは、オークションで購入した、Scale Structures Limitedのホワイトメタル製キットです。非常に小さい車両なので、単なる置物としてのキットでしたが、これに超小型モーターを積んで走るようにしました。

以前の物は、車輪をキットのホワイトメタルのままだったので、いまいち集電が悪くて、満足のいく走りではありませんでした。

まず、前回の工作から。
キットはこのようなもの、全部品がホワイトメタル製です。

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ちょっと見難いですが、図のボンネットのところに置いてあるのがモーターです。
直径4mm、太い部分の長さは8mmです。
その下に置いてある車輪は使うかもしれないと思った10.5mmゲージの車輪ですが、結局使いませんでした。

ギヤー等を用意します、ギヤーはだるまやの15:1。

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ギヤーボックスを作って、各部品の切り出し。
車輪は絶縁なしで作って、中央を樹脂(黒い物)として車軸は圧入。
左の車輪は後輪、T形の軸受けはt0.5のベークライト板を介してフレームに接着、
左下は前輪、ベークライト板にL形の軸受けを接着して、中央に軸を付けて左右にスイングします。

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ボンネットはルーターで注意深く掘り込んでモーターの穴をあけます。
モーターのジョイントは極細電線の被覆です。

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全部の軸受に電線をつなげば全輪集電になります。

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前輪はこんな感じ

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上周りを乗せて当たりをチェック。

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で、配線して塗装をして完成。

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大きさのイメージ、こんなのが後ろから迫ってきたら怖いやろねぇ。

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・・・・・ここまでが、2009年に作った物です。 5月13日に始めて 30日に完成しました。

色々とやってみましたが、ホワイトメタルは電気的な導通が悪くて、集電がいまいち、走りが良くなく、1.5V定格のモーターは電圧を掛けすぎていつしか 焼けてしまって長い間休車状態になっていました。

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2014年3月20日 (木)

一枚の図面から 19 佐藤組「DEMPSTER」

バグナルの図面、国内関係はこれが最後です。

金田茂裕著「バグナルズの機関車」のP37所載のこの機関車はあまり有名ではありませんが、個人的には結構好きな機関車です。

バグナルが付けた愛称は「DEMPSTER」、佐藤組という所で働いた機関車です。

先ずはメーカー写真から、これは上記「バグナルズの機関車」からです。

Dempster_1858l_2

バグナルでもかなり小型に位置する機関車ですが、八幡よりは大きい機関車です。
運転整備重量は4.1t、動輪直径は508mmです。

組立図です。

Dempster_bagnall_bn2st_l

全体は問題ないんですが、特徴的なオッ・・・いやいや、スティームドームが高すぎますね。

そこで、配管図。

Dempster_bagnall_bn2st_pipe_l

こっちが正しいですねぇ。

日本に来てからの写真は1枚だけ、これも「バグナルズの機関車」からです。

Dempster_l

佐藤組の写真です。人の大きさから、この機関車の大きさが想像できますね。

金田さんはこの写真1枚から、イギリスの友人とのやり取りでこの機関車がどういう物かを探り出されました。
近藤さんもそうですが、海外の研究家との関係を構築してそこから研究の取っ掛かりを探し出す・・・すごいと思います、ですが語学が全く不得手な私には無理なことで、いつも他の研究者の方々の研究を読ませて頂くばかりです。













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2014年3月16日 (日)

一冊の本 阪神国道電車

今日、ちょっと外出してる時に、郵便受けにこの本が入っていました。

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題名は「阪神国道電車 1975年廃止 その昭和浪漫を求めて」、著作は神戸鉄道大好き会です。

企画編集をされた谷口隆志さんが直接持ってきてくれたもので、後で電話でお礼とこのブログへの掲載の許可をいただきました。

昨年の初夏、神戸鉄道大好き会の方々とお会いした時に企画を聞いていたものですが、このほど出版となったそうで、出来立てのほやほやです。

阪神電鉄の路面線は、国道線、甲子園線、北大阪線があり、部分廃止を経て1975年5月に全線が廃止されました。
廃止後も電車好きの人たちの人気は高く、私の仲間たちにも多くのファンが居ます。

私も廃止の前日、乗りに行きました。
お別れ運転はあまり好きではないのですが、廃止の情報がぎりぎりになってしまったのでお別れ運転になりました。
高校2年、あまり撮影経験も無い頃で非常につたない写真ですが、これを逃すと人に見てもらう機会もないと思うので恥を忍んで掲載します。

まずは甲子園駅、この上が阪神本線の甲子園駅です。

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上甲子園だったと思います

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当日は天気が悪く、しかも夕方で・・・・などと言い訳をして・・・

そして、本書の最後の方に出てくる、保存車を見せていただいた時の写真、まだ修復途上です。

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ヘッドマークは・・・

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貸切

現在は非常に綺麗に修復が成ったそうで、この本に非常に綺麗な写真があります。

出版はトンボ出版、税抜2600円です。

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2014年3月14日 (金)

一枚の図面から 18 AUGUSTA と BEATRICE

引き続きバグナルです。

今回は日本では唯一の逆サドルタンク機関車です。

バグナルというメーカーは、普遍的と思われているイギリスのメーカーの中でも変わった手法が好きなメーカーのようで、円筒形の火室、バガレ式やバグナルプライス式などの特殊な弁装置、それに今回の逆サドルタンクなど・・・

この機関車は1896年製で、762mm軌間、動輪直径610mm、運転整備重量は7.5t。

松浦炭鉱の運炭線用に2両購入したもので、その線は後に佐世保鉄道になりました。
そして、佐世保鉄道は国有化され、ケ97,98となりました。

AUGUSTA と BEATRICEというのはこの機関車の名前で、この写真のように立派な銘板が付いていました。

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図面は今回も配管図です。
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この図面からは逆サドルタンクはわかりにくいですね。

図面ではサドルタンクの上はボイラーとつながっているような感じですが、リベットの並びから考えると、ボイラーとサドルタンクはつながっていないと思われます。

そこで、佐世保鉄道の写真です。

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図面の状態からはだいぶ改造されていますが、現存するもっとも古い写真と思われます。

一般のサドルタンクと違い、煙室前板部とツライチになっていて、煙室からボイラー前部を下から包むような形になっています。
キャブの前のサイドタンク状のものは水タンクではありませんが、この写真の側は何に使われていたのかわかりませんが、反対サイドは石炭庫のようです。

煙突はかわいいダイヤモンドチムニーになり、キャブの後ろが延長されています。ランニングボード上にあった砂箱はボイラーの上に移動しています。

この機関車は国有後、AUGUSTA(ケ97)は据え置きボイラーになりましたが、BEATRICE(ケ98)の方は、1940年に北海道の芦別森林鉄道へ行きました。

その当時です。いろいろと改造されています。

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その後、外観は大きく変わり、テンダーまで追加されていますが、逆サドルタンクは撤去されずに残っています。

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これはこれでかわいらしい形ではありますが・・・この形で昭和28年に廃車になりました。

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2014年3月11日 (火)

一枚の図面から 17 日本の1067mm軌間で最小の機関車

このマニアックなブログも、5万アクセスを突破しました。変わった人が多いですねぇ。

バグナルつながりとなりますが、鉄道院の1と同じファイルに入っていた図面を紹介します。

今回紹介するのは、運転整備重量がなんと3.3t!という超小型機関車です。それもナローではなく、国鉄と同じ1067mmゲージ!私が知る限り、このゲージでは日本最少ではないでしょうか。

この機関車は1904年、八幡製鉄向けに作られたもので、同社の14~16号です。工場の屋内に入れるよう、特に小さいものを指定したようです。

有名な鉄道連隊の亀の甲でも、600mmゲージで5.3tもあるので、こちらの方がかなり小さい機関車です。

17681770cab_tank_pipe_arrangementac

組立図ではなく、配管図ですが、組立図では正面図等が無い場合が多いので、こちらの方がよくわかります。

火室は円筒形、弁装置はバグナルプライスというものです。

動輪直径は18”(457.2mm)、連結器を除く全長は9’6”(2895.6mm)、最大幅は5’6”(1676.4mm)、7’10”(2387.6mm)、軽自動車より短いですね。1/80にすると、36.20mm長 x 20.96mm幅 x 29.85mm高ですよ、ボイラーの直径は1/80で6.83mm、最近の超小型モーターなら何とか入りますね。

とはいえ、このサイズではOJゲージが一般的と思えますねぇ。それでもボイラー直径は12.14mm、サドルタンクがあるので少しはましでしょうか。

この機関車の写真は金田茂裕氏の「バグナルズの機関車」に載っているこれだけです。

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メッシュが荒いですねぇ、バッファが煙室の真ん中くらいなのは笑えますねぇ。

この機関車は後に釜石製鉄所へ行き、762mmゲージに改造されたそうです。

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2014年3月10日 (月)

一枚の図面から 16 1号機関車 鉄道院1

国鉄の機関車もいろいろと紹介していますが、少しづつ形式を増やしていって、最終的に国鉄の蒸気機関車の全形式まで行けたらいいなぁ・・・と思っていますが、さてD62まで行くのはいつになるなるでしょう。

今回は国鉄形式1です。1号と言っても「やえもん」ではありませんよ。

鉄道統合後に1と付けられたこの機関車は、統合当時最も小さい動輪を持った機関車です。その直径は2’6”762mmですね。後に買収によって更に小さい機関車が追加されましたので、国鉄最小とは言えませんが、3’6”軌間ではやはり非常に小さい機関車の一つですね。1904年、イギリスのバグナルにて製造され、新橋工場で入換用に使われました、統合前は番号は無く、新橋工場の機械扱いだったのかもしれませんね。

重量は10.1t、B20の半分ですよ。

この機関車の組立図は金田茂裕氏の「バグナルズの機関車」に綺麗な物が折込でありますが、これはそのオリジナルです。

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上部が汚れていますねぇ、金田さんの本では綺麗に消されています。

次は今まで発表されていない図面「Pipe Arrangement」です。

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組立図にない断面図があるので、良いですねぇ。

図面はこれしかありませんので、写真で変遷をたどりましょう。

金田茂裕氏の「バグナルズの機関車」より、無番号時代。

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バランスウェイトとスポークの関係が珍しいですね、ちょっと見にくいですが、砂箱はサイドタンクの上にあります。

1915年に兵庫県の篠山鉄道の開業時に払下げられて、そこの1号になります。この写真も金田茂裕氏の「バグナルズの機関車」より

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1937年廃車。

1938年神戸製鋼所にスクラップとして売却されたんですが、下周り等は使えるという事で、高瀬鉄工所でボイラー、水タンク等上周りを新製して、一見コッペル製のような機関車になりました。

1948年当時

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翌1949年、リヤタンクが増設されてますね。

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この後、1956年に融かされてしまいました。

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2014年3月 3日 (月)

別府鉄道 3 昭和15年竣工図 3

別府鉄道、竣工図昭和15年2月の3回目です。

貨車の残り、昭和15年の竣工図は今回で終わりです。

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ワブ101,102です。

大正10年の開業時に鉄道省から購入した物です。

101はイギリス、オールドベリー製の元ワフ3087です。鉄道廃止まで機関庫の横に下周りを撤去された状態で保線倉庫に使われていました。

102も101と同じで、元ワフ3090です。昭和30年に鋼体化されてワ124になりました、これも後に下周りを撤去されて農業倉庫に・・・・・なんと!今でも健在と思いますよ。(1年半前に確認) 

次は無蓋車です。

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ト1です。明治30年神戸工場製です。昭和2年に来ました、旧番号はト4215です。

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このグループは、昭和4年に一気に10両、鉄道省から購入した物で、全部明治27年平岡工場製です。元々2~11号ですが、この当時は半分になっています。

ト2は、旧番号はト2347。

ト7は、旧番号はト2352。

ト8は、旧番号はト2353。

ト10は、旧番号はト2355。

ト11は、旧番号はト2356。

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ト12です。

昭和23年国鉄から購入、旧番号はト6300です。

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ト13です。

ト12と同様、昭和23年国鉄から購入、旧番号はト4782です、昭和26年の使用開始に当たり、ト8に改番しました。

昭和15年2月の竣工図はこれで全部です。一部抜けがありますが、こじんまりした物ですね。

竣工図は他にも有りますので、順を追って調べていきたいと思いますが、別府鉄道ばかりは面白味がないので、他の話題を交えながら、息長く続けて行こうと思います。

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別府鉄道 2 昭和15年竣工図 2

別府鉄道、竣工図昭和15年2月の2回目です。

今回は客車からです。

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フハ1です、元々1,2の図に実際の窓を朱書きで追記していて、フハ1の図面としているようです。

元鉄道院ロハ898、大正12年に3等車に改造したようです、窓割りはその時に均等に改造したのかもしれません。

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フハ2です。これも元々1,2の図に実際の窓を朱書きで追記して、フハ2の図面としたようです。

元鉄道省ロハ899、元々フハ1と同です。フハ1と同様大正12年に3等車に改造したようです、窓を1つ埋めて、2つを1つに合わせた改造がされていてその他の窓は元のままだったようですね。

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ハフ3ですが、入線当初は、国鉄から来たままの、ヨ391だったようです。

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ハフ3になってから。

室内の椅子を伸ばし、側に扉を設けて、手ブレーキをデッキに移設しています。

客車はこの後昭和34年にハフ5~7が三岐鉄道から転入しますが、これら以外に昭和26年頃にもう1両国鉄から転入していますが、認可を受けていないようで、番号もなく、もちろん竣工図もありません。形態から察すると、元国鉄の救援車ではないかと思ってるんですが・・・

次は貨車です。

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ワ1~5です。開業に備えて大正11年に鉄道省から購入した物です。

元九州鉄道でバンデルチーペン製、転入前の番号は、ワ6727>ワ1、ワ6687>ワ2、ワ6737>ワ3、ワ6618>ワ4、ワ6513>ワ5となっています。

RM LIBRARY 38の最後のページに、鋼体化されて不要になった車体が倉庫として残っている写真がありますね。

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ワ7、これは昭和26年に国鉄から購入した物で、元ワ18617です、図では8617と書かれていますが間違いで、台帳ではこうなっています。国鉄ワ17000は日露戦争時にイギリスメトロポリタンから大量に購入された物ですね。

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ワ8はツ36を昭和23年に廃車として購入した物を24年に修繕した物です。この時にワに改造された物と思われます。

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ワ8になってから。

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ワ9。ワ8と同時に購入されたもので、元国鉄ワ1512、雑多なワ1なので、来歴は不明です。

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ワ9は昭和28年に大鉄車両で鋼体化されました。この後、ワフ101以外全部に施行される先陣です。

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2014年3月 2日 (日)

別府鉄道 1 昭和15年竣工図 1

このところ、非常に忙しくて更新が滞っていましたが、通常状態に戻りましたので再開です。

今回からは、私の地元にかつて存在した別府鉄道です。

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別府鉄道は1921年(大正10年)開通、1984年(昭和59年)に鉄道部門が廃止されました。

廃止間際に、私の親しい友人たちの尽力で、図面等の資料は廃却されず保存する事が出来ました。

蒸気機関車の図面等はほとんど残ってなくて残念ですが、ディーゼル機関車その他はかなりありますので、順次公開していこうかと思いますが、一気に全部というのも面白くはないので、随時公開しようと思います。。

先ずは竣工図。嬉しい事に、昔の物も残っていましたので、時代を追う事が出来ます。

最初は、昭和15年2月の綴りから、全部を公開します、枚数が多いので2,3回になるかな。

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表紙、「別府軽便鉄道」と書かれています。次の綴りは昭和30年なので、国鉄の形式図と同様、15年の作成時から30年までの物が入っていますので、同じ車両でもダブリがあります。

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3号、旧鉄道省1050です。

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コールバンカー増設の計画を、この図で行ったようです。

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この図でも寸法を計画していますね。これは実際に改造されています。

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5号ですが、北丹鉄道の竣工図です。

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別府での図面

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日車製のレカ1、この図では「キハ」に書き直されています。代燃装置の計画がされていますね。

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こちらは加藤車両のレカ2、こちらも代燃装置の計画がされています。

動力車はこれで全部です。開業時から存在した1,2号はなぜか入っていません。

6号は昭和31年の入線なので、昭和30年までは蒸気機関車4両と、レカ2両だけが動力車だったわけですね。

図面はジアゾ式のコピーですが、この時代から有ったんですねぇ。

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