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2013年12月29日 (日)

旧作の記録 8620

今回は35,6年ほど前の実験機です。

前年に6760を3点支持のイコライザーに改造して、テンダーの重量の一部を機関車に掛ける方法でそこそこのけん引力が出たのですが、それを元に色々と考えて、思いついた形で作ってみたのが、この8620です。

86201l

ベースはトビー製の中期の軸バネ可動になった時の物、せっかくの軸バネですが、軸箱付という事で、それにイコライザーを掛けるようにしたもので、第1動輪中心を1点、第2,3軸を左右でつないだイコライザーとして先輪を無視したもっとも簡単な3点支持です。

後に先輪以外の軸箱をベアリングに替えて、クラッチ付のギヤーボックスを作った物です。

86202l

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86204l

ウォームは当初天賞堂パワートラックのプラスチック物を使っていたんですが、割れてきたので、数年前にだるまや製に交換。第1動輪は中央にベアリングを入れて上から板で押さえています。

まぁ、機関車の方は特に特徴も無いのですが・・・・

8620t1l

炭水車はこんな感じ。

8620t2l

大きなウェイトがt1.0の板で作った台に乗り、その上部前端と後端に横方向に軸が出て、

それが変な形のイコライザーにつながっています。

ウェイトは3分割で作り、一番後ろを最後に撤去した状態です。

ウェイトの前部を持ち上げると・・・

8620t3l

後ろも前と同じように上がっているのが分かるでしょうか?

そう、このイコライザーは、機関車のドローバーを押さえつけるウェイトを効率よく掛けるため、前を上げるとウェイト全体が持ち上がるので、その力が重量として機関車に掛かるという物です。

三角の物2個が車体側です。

ですが・・・

8620t4l

機関車につなぐと、ウェイトは上がらず、それより軽い炭水車本体が持ち上がってしまいます。これではだめですねぇ。

8620t5l

ここを押さえつけてやると、車体は下がって、ウェイトが前も後ろも上がる。

という事で、炭水車の車体の前部には出来る限りのウェイトを積み、石炭も実は大きなウェイトの上に薄く乗っているだけなんです。

車体側に目いっぱい積んでも、浮き上がりが治らなかったのですが、可動ウェイトの一番後ろを撤去すると沈んでくれました。

今ならイコライザーの支点や作用点にベアリングを使うところですが、当時は非常に高価で、もったいなくて使えませんでした。

イコライザーの回転抵抗は車体側の重量で押さえつけているので、高速走行時に動作が遅れて炭水車の第1軸が脱線するような事はありません、もちろん機関車のドローバーにもきつい目のバネが入っています。

当初は1426だったか?のモーターを使ってたんですが、改造するとウェイトに負けて空転もしない状態になったので、後にエコーがマシマの扁平モーターを発売した時に扁平の1626に交換したところ、空転出来るようになりました。

結果は・・・・

私のクラブの運転会ではいつも真鍮製の客車10両以上を牽いて空転もなく滑らかに快走します。

実は、神戸のある運転会で、出来て間もないこの機関車と6760の重連で、客車を30両ほど牽引してるところを見たH御大が声を掛けてくださったのが、お付き合いしてもらうきっかけになったんです。H御大にとって、その頃から牽引力は大きなテーマだったんですね。

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この記事、いただきます。

機会があったら見せてくださいね。

投稿: ひからび | 2013年12月29日 (日) 12時36分

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