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2013年12月 4日 (水)

一枚の図面から 5-1 宮原式水管機関車

側面断面と横断面図だけなので、どのような形なのかいまいち分からないのですが、実際に作った場合はどのような形の機関車になったものか、大変興味が出てきました。

機関車の系譜図ではかなり設計が進んでいたという事を信じて、全部の図面を丹念に調べて、図面を書いてみました。

先ず、2120の下周りの寸法と今回の改造図の寸法をチェックしたところ、全長も含め主要部は全く共通ですので、下周りは2120でそのままCADにプロットしました。

それをベースに今回の図面を1/20に拡大したものを測るわけなんですが、縦と横や、各図で寸法に狂いがありますので、微妙なサイズで何種も拡大コピーを撮ります。せれでも狂いがあるので、ところどころにある寸法でその都度チェックしながら寸法を出します、もちろん全部インチで寸法を出します。

8本あるタンク(ヘッダーと呼ぶのでしょうか)の内、細い2本はキャブの前面部から途中で終わっていて、そこに加減弁があるのですが、太い6本は煙室まで伸びているようです。一番前の断面図は、煙突中心のようなのですが、他の断面の大きな輪郭と共にだいぶ小さい形の輪郭があり、屋根もすぼまっています、当初はこの小さな断面がボイラー先端部を表していると思って書いたところ、側面図と合わなかったので、煙突中心を表していると分かり、ボイラー(煙室)先端部はもう少し小さくなる事が分かりました。大きなヘッダーが煙室まで伸びていて、屋根のテーパーを考えると、煙室もテーパーになっていると考えるしかありません。

全く分からないのが、煙室前部の大きな水タンクです。前面の図面は断面だけで、この部分の図が無いのでどれだけ幅があるのかが分かりません、煙室に扉が有ればこのタンクは左右に分かれていると思うのですが、それも図が無いので分かりません。そこで細かく断面図を見ると、ボイラーの中ほどの仕切り板にフタがあります。普通の煙管ボイラーは火室以外は密閉されていて中に入ることはできませんが、水管ボイラーはある程度の気密が保たれれば中に人が入っても問題ないわけです。そう考えると、煙管の掃除が不要なこのボイラーの場合は前に大きな扉を付ける必要はなく、メンテナンスに人が入られれば良いわけで、ボイラー下部に人が入る場所があるなら特に煙室前面に扉を付ける必要が無いと思います。というわけで、左右一杯の幅にして左右の水タンクとつなぎました。

キャブはボイラーが高くなったので、屋根をかさ上げしていますが、側面は元とあまり変わらないようなんですが、結構誤差があり、窓のカーブもだいぶ違う形になっていますが、とりあえず改造図の形にしました。

2120

以上を踏まえて書いたのが上図です。

大体の輪郭はまとまりましたので、これで模型化は可能かもしれませんね。

明日にでもこれを元に3Dモデルを作って形のイメージを確認しようと思います。

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