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2013年11月13日 (水)

一枚の図面から 2 ある電気機関車

もう40年近く付き合いをしている「ヘボ職人」からリクエストがありましたので・・・

先の8250の図面と共に入手したもので、製造はもちろんBaldwin、図面の日付は1905年(明治38年)、鉄道名はJapanese Government、ゲージは762mmとなっており、その他は全く不明です。

Blw_5215l_2 

私も、日本に存在した電気機関車もある程度は知っているつもりでしたが、これは知りませんでした。

このままでは非常に難解なので、部分ごとに色分けをしてみました。

Blw_2

黄色はブレーキ関係、何と!空気ブレーキを装備しています。側面図室内右側にコンプレッサがあり、床下の左端には大きな空気ダメ、そして右側には空気分配弁とおぼしきもの、その左上にブレーキシリンダがあります。

車輪径は図面実測で24”(609.6mm)、モーターは2個なので、速度調節は直列と並列しかないので、抵抗器は必要なんですが、見当たりません、このような小さな電動車は通常床下に置かれるものですが、場所が空気関係で占領されたようです、室内には青色で囲った箱があり、ひょっとしたらこれが抵抗器かも、と思いましたが、これは直接制御のマスコンの様に思います、図では抵抗?と書いてますが・・・、側面図にはその箱より一回り大きい枠(赤色ハッチングのもの)が書かれていますが正面図にはありません、ただ、箱の付近に緑色の何かを立てるような物が有り、これは正面図にもあります、これを抵抗器の熱から乗務員を守る遮蔽板ではないかと思いましたが、単なるマスコンのアーク避けかも知れません、正面図に赤線で書いてみましたが、全くあてになりません。

そうなると抵抗器が無いのですが、屋根上の大きな箱に入っているのかも知れません。抵抗器は結構発熱するので、ここなら熱が上に逃げるので妥当です、着色図平面で揚げフタと書いているのは、屋上の箱ですね。

台枠は、7”x2.5”のチャンネル材で側枠を通し、端ハリ付近で強固につないでいます、軸箱守は鋳鋼製で側枠にボルト止めされているようで、前後の軸箱守をバーで結んでいます。

車体は1.75”(44.5mm)厚の木製のようです、床板は1.5”(38.1mm)なので車体の方が分厚いという事ですねぇ、屋上にはポール状の物が2本立っているようですが、回転しない構造なので、阪神国道線の電車の「Yゲル」のような物かも知れませんが、バネ装置がないのでどうなっていた物やら・・・

床下の空気ダメのすぐ後ろにあるオレンジ色の円筒状の物2本!何でしょう?まるで分かりません。

さて、このように調べてみましたが、やはり私には素性が分かりません。砂撒き装置がえらく詳しく書かれているので、勾配線か重量物のけん引に使われたようにも思えます、この辺りにヒントが有るかも知れませんが・・・・

何方か、この機関車の素性を教えてください。

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コメント

抵抗器と思っていた室内の箱は、直接制御のマスコンではないかと思いましたので、内容を変更しました。

投稿: クラーケン | 2013年11月14日 (木) 02時00分

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