電気機関車用釣り掛け駆動装置について
最新の完成見本EH10を神戸の日乃電で預かっていただきました。
最新の完成見本EH10を神戸の日乃電で預かっていただきました。
しばらく空きましたが、相も変わらずゴソゴソやっておりまして・・・
昨年ふっと思いつきまして、電気機関車の釣り掛け駆動装置を作りました。
紆余曲折がありましたが、レイジージャック氏の協力を頂いてエッチング板を作り、現在量産を始めています。
1,こんな感じ

コアレスモーター使用、最終ギヤ比20:1、最小車輪径14.0mm
一般的な軸穴が開いている台車では、回り止め部をネジでルーズに止めるだけで取り付け可能です。
このような構造なので、EF65など3台車のものの中間台車にも動力を搭載できます。

2,天賞堂製旧型F級機関車については、軸穴が無く、ギヤーボックスが台車の中心ピン部も含む主要構造物となっているので、それに代わる部材を作る必要があり、少々構造が複雑になりますが、元のギヤーボックスを外してそのまま交換することができます。
元の車輪と車軸を使用します。
最初の棒型モーターから、一体型ギヤーボックスのタイプまで対応。

せっかく作るので、元の様な3軸固定ではなく、疑似3点支持で車軸可動としました。

モーターは3-4V駆動なので、実物のように直列や並列接続ができます。
直列接続では、台車間の配線のみなので、床から上には何も出ない状態にできます、並列接続の場合はモーター毎に抵抗を入れるので、床上に抵抗を積む必要があります。
各軸が連動していないので、実物のように各軸毎に空転したりして楽しい運転になります。
直列の場合は、1軸だけに負荷がかかると他の軸の電圧が上がり回転が上がります。
直列接続の例、(写真は配線前ですが、床上は同じ状態です。)

EF50の例で、色々工夫してR750を快調に通過します。格好いいのでもう一枚。

Facebookでこれらの動画を公開したところ、ぜひ譲ってほしいとのご意見をたくさんいただきました。
自分用は大体作ったので、今後は販売したいと思います。
キットが欲しいとの声もあるのですが、車軸にギヤーを半田付けするのに治具が必用ですし、旋盤やフライス作業もあるので、最小単位は1項に書いた1軸分の完成品とします。
ただ、私もそうなんですが、15.5や14の車輪とか昔に買ったものがある場合はそれを送ってもらって活用するのもありかと思います(ただし車軸は3mmのみ)。
天賞堂製品は、車両を送ってもらって、完成品にしてお返しするという形になります。
珊瑚製品は天賞堂と同様の一体型ですが、キットを作られる腕をお持ちなら1軸バラの物を付けるのも可能と思いますので、基本的には改造いたしませんが特注扱いで無理すれば可能です(設計すらしていないので)。
価格は、色んな人と相談の結果、以下の通りとします。
1,1軸完成、エンドウ(最新)車輪付き、絶縁車輪の側により種別があります 6,000円(送料別)
2,1軸完成、車輪(Φ14,15.5車軸はΦ3.0)を送っていただいた場合 5,500円(送料別)
3,1,2を完成車両に取り付ける場合(軸穴がある場合)、車両を送っていただき、車軸数x5,500円に加え、最低限の場合、作業費10,000円、配線費10,000円。 一軸先輪の場合その他、車両の状況により作業費が上がる場合があります。(送料別)
4,天賞堂旧型F級機関車(ギヤーボックス一体型の場合)、機関車を送っていただく 60,000円(送料別)
5,天賞堂F級以外及び新形電気機関車、実車がないので、どうなるか分かりませんが、何とかなるかと思います。
6,珊瑚の完成品の場合、台車の車軸部にポンチマークがありますが、軸穴は無く、台車自体も半田付けで一体化しているので、受け付けないこととしますが、どうしてもとのの場合、別注扱いで、天賞堂製プラス15,000円にて受け付けるかもしれません。
7,最後のEF50は色々部品を作ったりして大変でしたが、一応対応可能ですが、他のとはかなり違うので、別途作業が多くて高額になるかと思います。キットの組立はやりませんので、完成状態のみ受け付けます。
どの場合も直列接続か並列接続かをご指定願います。
1項の場合、エンドウ製の車輪が品薄で入手困難なため、数に限りがあります。
2項の場合、1週間程度、3~6項の場合は1~3か月ほど頂きたいと思います。
お申し込みは、右欄「バックナンバー」下の「メールを送信」よりお願いいたします。
大分空いてしまいました、9600の続きです。
ランニングボードが何とかなったので、全体の寸法を決める意味で、ボイラーを始めます。
2024年6月28日
ケガキの後、久しぶりのリベット打ちです

リベット打ち完了

6月30日
丸めて、銀ロウで繋ぎます

綺麗に仕上げ

今回はここまでです
次はシリンダを作りますが、その前に全体の幅を考える必要があります。
私が持っている珊瑚の9600は最大幅をなぜか電車等に合わせた35mmとして、シリンダ中心距離を26.4mmにしています。車体幅は実物ベースでは32.7mmのため2.3mmも広く、前から見た時にデッキが広くてバランスが悪くなっています。
9600のシリンダは他の機関車と違って、シリンダ部が出っ張っている形なので、シリンダの中心距離を一般の16番の機関車の標準の25mmにするだけで、車体の最大幅を1.4mm狭くすることができます。私の設計はこんな感じ。
左はスケールに忠実、右は珊瑚の測定と私の場合です。
私はいつもシリンダの中心距離を24.6前後にしますので今回も24.6mmと決めて進めます。(図では24.5で書いています)
シリンダを基準に実物のシリンダの絵を書いていくと、ランニングボードとの段差を最小にすると最大幅は33mmにすることが可能です。
スケールは32.7なので、あと0.3mm狭めて実部と同じにすることは可能のようですので、それで進めます。
というわけで、シリンダ中心距離24.6mmとしてシリンダを作ります。
シリンダ出来上がり、この時点で6月6日、側板は珊瑚のキットから、ロストパーツはニワです。ここから9600は2両態勢で進めます。
シリンダの取付に関わるため、ランニングボードの下の補強のアングルに相当する部分をt1.0の板から作ります。
1次型のキャブ部のSカーブ部の曲げはちょっと苦労しましたね
台枠の上に仮置きの状態
実際の固定方法等はもっと進んでから考えます。
今回はここまで
6年前に「一枚の図面から 50-1 機関車編 9600 説明」から始め、一連の9600の研究をしましたが、その後も興味を持って資料を見続けております。
昨年のKKC総会で、今年のお題もD型機という事になったことを受けて、30年ほど前に作りかけてたものをベースにちゃんと作ろうかと思い立ち、昔の設計を元に新たに設計を始めました。
以前は、9600初期型と、9550,9580の同時進行で、台枠周りの設計までで、台枠自体の切り抜きまで終わった状態で放置状態でした。
t0.4洋白板から切りだしただけで、リベットは植え込みのために穴をあけた状態です。
で、下廻りの設計が一段落して作業を始めたのはゴールデンウイークの5月2日、
とりあえず上記の3両を作りますが、9550と9580は今回は台枠だけの予定です。
近年の私のやり方ではない台枠ですが、それを使いたいので、最近の方式とは異なる構造となります。
前に作った台枠の内側にもう一つ台枠を作って二重構造とし、その隙間にイコライザとバネを入れる予定です。
軸距離をきっちり合わせるための治具を作ります。
治具を使って組み立て
左下の治具を使って軸箱守のタップ立て
下バネは、昔の宮沢の軸箱とバネが一体になったもののバネ部分を切り取って2枚重ね合わせ
上バネ部の軸箱守控とともに治具で穴あけ。
全体を組み立て。
奥の2台が9550と9580。今回はここまで。
動輪の軸箱をベアリングに交換し、台枠が出来上がり。この時点で5月30日
今回はここまでです。
今日は神戸-大阪間鉄道開業150年記念日ですね。
京浜間150年に比べたら、大きなイベントは少ないようですね。
私のブログは低迷していますが、阪神間開業当時の機関車についての記事がありますので、ここで紹介しましょうか。
鉄道院の型式順で。
120 一枚の写真から 20 機関車編 阪神間開業時の機関車 120
1290 一枚の写真から 22 機関車編 阪神間開業時の機関車 1290
5000 一枚の写真から 19 機関車編 阪神間開業時の機関車 5000
5100 一枚の図面から 3 5100への改造
7010 一枚の写真から 21 機関車編 阪神間開業時の機関車 7010
140,7030 一枚の写真から 3 機関車編 明治初期の大事故
ブログの記事はこんなもんでしょうか、あと、鉄道史料の161号(2019年7月号)に開業時の阪神間の客車や貨車の記事を書いたので、そちらもよろしく。
最後の仕上げです。
9月12日
台枠周りのディテール
ブレーキ周りの検討
ブレーキ装置
一旦組み立て
9月21日
集電ブラシ
台枠のスリットから帯状のを出して動輪のタイヤをこすります。
内側
ブラシはプリント基板に半田付け
9月25日
ウェイト
ジャンク箱から重さを頼りに選定
ハンマーで叩いて、万力で締め上げてこんな形に
ボイラに嵌めてみた
続いてリヤータンク
サイドタンクはキットの物を加工
10月13日
塗装して完成です。
久しぶりの工作、リハビリ感覚で始めたものでしたが、出来栄えはまぁまぁですね。
キットをベースにしたので比較的楽に作ることができましたが、サイドタンクは自作せずに継ぎ足したために継ぎ目が残り、わずかな横着を反省しています。
以前ならきっちり継げたと思うのですが、大分腕が落ちているようです。
下周りの続き
ロッドの改造からです。
キットの動輪とロッド
ロッドは関節がないので、軸箱可動にするため、関節を追加します。
このやり方は他の蒸気機関車でも使えますよ。
6月23日
第二動輪の部分の裏うちをする部分を半分程度まで削るための目安の切込みを2本入れます。
位置は切り粉の部分
やすりで半分くらいの厚さまで削る
洋白板を当てて半田付け
クランクピンの穴を元の穴に合わせて開ける、その後外周を仕上げる、写真は仕上げ中
表から本来のロッドの切れ目を当て板の部分まで切り込む
裏当てを残す方を固定して、半田コテを当てて分割する
この後、余分な半田を取って仕上げ
完成
フレームに動輪をはめて、ロッドを付けて回転を確認します。
写真を撮るのを忘れてましたが、動輪は一旦抜いてギヤーの交換と軸箱のベアリングへの交換を施しています。
今回はここまで。
あともう少しです。
最近のコメント